東京・六本木を中心に開催されていたアジア最大級の映画祭「第24回東京国際映画祭」が30日、閉幕を迎えた。主会場の六本木ヒルズ(東京都港区)ではクロージングセレモニーが行われ、コンペティション部門などから選出される「東京サクラグランプリ」はフランスの「最強のふたり」が受賞した。
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15作品が出品されたコンペティション部門に、邦画で唯一出品した役所広司さんと小栗旬さんが初共演した「キツツキと雨」(沖田修一監督)は審査員特別賞を受賞した。この日、公式クロージング作品としてブラッド・ピットさんが大リーグに実在する異色GMを演じた米映画「マネーボール」が上映され、ベネット・ミラー監督が舞台あいさつをした。セレモニーの前にコンペティション部門の観客賞が発表され、仏ベルギー合作のコメディー「ガザを飛ぶブタ」が受賞した。
沖田監督は「ちょっとびっくりしている。コンぺティション部門は日本映画1本で大きなプレッシャーを背負った。頑張ってくださいと言われても映画なんでできちゃってて頑張りようがなかった」と笑顔で、「地元の人をはじめ映画にかかわってくださった方に感謝したい」と喜びを語った。 (毎日新聞デジタル)
TOYOTAアースグランプリ審査員特別賞「ハッピー・ピープル タイガと暮らす一年」(独)/TOYOTAアースグランプリ作品賞「鏡は嘘をつかない」(インドネシア)/日本映画ある視点部門作品賞「ももいろそらを」/アジアの風部門最優秀アジア映画賞「クリスマス・イブ」(フィリピン)/コンペティション部門観客賞「ガザを飛ぶブタ」(仏・ベルギー)/コンペティション部門芸術貢献賞「転山」(中国)/「デタッチメント」(米)/最優秀男優賞「最強のふたり」(仏)のフランソワ・クリュゼさん、オマール・シーさん/最優秀女優賞「アルバート・ノッブス」(アイルランド)のグレン・クローズさん/最優秀監督賞「プレイ」(スウェーデン・デンマーク・仏)リューベン・オストルンド監督/審査員特別賞「キツツキと雨」(日本)/東京サクラグランプリ「最強のふたり」(仏)
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