溝端淳平:「殴り飛ばされてもいい」 檀れいの“悪女”にメロメロ 映画「三銃士」対談

「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」日本語吹き替え版を担当した檀れいさん(左)と溝端淳平さん
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「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」日本語吹き替え版を担当した檀れいさん(左)と溝端淳平さん

 映画「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」が公開中だ。日本語吹き替えを担当した俳優の溝端淳平さんと女優の檀れいさんは洋画のアフレコが初体験だといい、溝端さんは「画面に合わせすぎて自分のせりふじゃないような感じで、気持ちをこめるのが難しかった」、檀さんも「自分はアクションしていないところで、どうやってちゃんと映像に合う声を出せばいいか……」とそれぞれ苦労を明かし、お互いの役と映画の魅力について語り合った。(毎日新聞デジタル)

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 映画は、17世紀のフランスが舞台。銃士にあこがれ、パリに出てきた気が強く無鉄砲な青年ダルタニアン(ローガン・ラーマンさん)は、成り行きで三銃士の仲間入りを果たし、王妃の首飾りを取り返すため、英国へ向かうことに。そこに事件の鍵を握る二つの黒い影、バッキンガム公爵(オーランド・ブルームさん)と正体不明の美女ミレディ(ミラ・ジョボビッチさん)が立ちはだかる……というストーリー。日本語吹き替えでは、主人公のダルタニアン役を溝端さんが、ミレディ役を檀さんが担当した。

 アフレコについて、溝端さんは「思っていた以上に、人のお芝居に合わせて自分の言葉を乗っけるのが難しい」と話した。「人それぞれに役へのアプローチが違ったりするから、僕は(ダルタニアン役の)ラーマンさんに合わせなければならないのは少し面倒くさいな、と思っちゃった」と本音を明かした。一方の檀さんは「同じ女優として、ミラさんがどういうふうにミレディを表現しているのかな。どういう役作りをしているかから(役に)入っていった」とアプローチの仕方を話し、「彼女が的確に演じているからこそ、私も入りやすかった。イメージとして出てきたのですごくやっていて楽しかったですね」と笑顔で語った。

 お互いの役柄について、溝端さんは「ミレディには、なるべく翻弄されないようにしたいんですけれど、実際に目の前にするととりこになっちゃうんだろうなと思います。本当にチャーミングですごく可愛いですよね」と檀さん演じるミレディを絶賛。「すべて許せてしまうようなところが彼女の魅力。僕も殴り飛ばされても『いいよ』と言っちゃうと思う。僕は年上の女性の方が好きですね」と檀さんに湾曲的にラブコール。対して檀さんは「ダルタニアンって、本当やんちゃ盛りですよね。年上の女性からすればとても魅力的。彼の瞳の奥に輝く光は、女性だけではなく、屈強な三銃士さえも味方に付けてしまうような輝きを持った少年なんだなと思います。ラーマンさんすてきですよね」とサラリとかわし、役同様、溝端さんを翻弄していた。

 ミレディについて、檀さんは「悪女っていわれているんですけれど、私にとっては悪女に見えない。周りの男の人たちは大変だなとは思うけれど、めっぽう強くて憎めないところを見てほしいです」と話した。ダルタニアンについて、溝端さんは「僕はダルタニアンより育ちがいいですが、けんかっ早いところは似ているかも。男性から見ても無鉄砲さがすごく可愛く見えるので、女性から見たら母性本能をくすぐると思う。でも時には勇気があって、女性にはめっぽう弱い。みんなに愛される彼の魅力を見せたい」とアピールした。映画はTOHOシネマズスカラ座(東京都千代田区)ほか全国で公開中。3Dも同時上映。(毎日新聞デジタル)

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