紅白リハ:小林幸子 メガ紅獅子がのみ込む 豪華衣装公開

巨大な紅獅子に乗って歌う小林幸子さん
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巨大な紅獅子に乗って歌う小林幸子さん

 大みそかに放送される「第62回NHK紅白歌合戦」のリハーサル2日目が30日、「NHKホール」(東京都渋谷区)で始まり、ステージに小林幸子さんが登場し、恒例のド派手衣装を公開した。小林さんは、ゴールドの衣装に身を包んで登場し、「おんなの酒場」の曲の途中で巨大な紅獅子(じし)の口に吸い込まれ、その後、小林さんは獅子の頭部に姿を現すというド派手な演出を披露した。

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 巨大な獅子舞と稲穂をデザインしたきらびやかな衣装は、五穀豊穣(ごこくほうじょう)がテーマで、 頭からしっぽまでの胴体の長さが約8メートル、小林さんが上に立ったときの全高が6メートルを超え、総重量は2.5トンという。衣装には、本人が新潟で育てた米の稲穂を実際に多数使用(頭の飾りなどに)しており、稲穂の型を作って飾りも施されている。小林さんは、被災者から「派手にして」という要望を受け、今年もド派手衣装にすることを決めたという。

 小林さんは「食べられちゃいましたね」という記者からの質問に、「『出てきましたね』って(櫻井)翔君から言われました」とにんまり。衣装は10月から制作し、リハーサル当日の30日朝まで制作していたという。制作費は非公表。高さ約6メートルからの眺めは怖くないかとの問いにも、「何も感じないんです。いつも高いところにいるから慣れたんでしょうね」とにやり。新婚の夫の反応については、「旦那も楽しみにしているみたいです」とコメントした。

 今年で33回目の出場となる小林さんはこれまでに、米航空宇宙局(NASA)が開発した特殊リフトを使って8メートルの高さで歌ったり、背後に重さ2トンの万華鏡を回転させるなど毎回凝った演出で知られている。高さ8.5メートル、幅8メートル、重さ3トンという自身にそっくりな“メガ幸子”の手のひらの上に乗って歌うという仰天のステージを展開したこともあり、昨年は最大で全幅13メートル、重さ約1トンとなる鶴の背に乗って歌声を披露していた。

 今年の「紅白歌合戦」は「あしたを歌おう。」がテーマで、司会は紅組が井上真央さん、白組はアイドルグループ「嵐」が務める。放送開始時間を昨年の午後7時半スタートから15分繰り上げ、歴代最長タイの午後7時15分~同11時45分(途中、5分間ニュースで中断)で放送される。(毎日新聞デジタル)

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