柳葉敏郎:「これがテレビドラマだぞ」と自信 開局60周年ドラマ「花嫁の父」きょう放送

ドラマ「花嫁の父」の見どころを語った柳葉敏郎さん
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ドラマ「花嫁の父」の見どころを語った柳葉敏郎さん

 開局60周年を記念した毎日放送(MBS)のスペシャルドラマ「花嫁の父」に主演する柳葉敏郎さんが、このほど大阪の同局で会見を行い、放送直前にドラマの見どころを語った。柳葉さんは「台本をいただいたときから、この仕事は僕がやらなきゃいけない、俳優としてしっかりと表現しなければいけないと思った」とクランクイン当時の心境を語り、「人の心の底にある本当の気持ちというものを、『これがテレビドラマだぞ』という思いでやらせていただきました」と仕上がりに自信を見せた。

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 単発のスペシャル番組としては異例の10カ月にわたる撮影にも、「長いとは感じませんでした」という柳葉さん。特に印象に残っているシーンを聞かれると、娘役の貫地谷しほりさんと交際相手役の向井理さんが、母親の亡くなった場所を訪ねる場面を挙げ、「最近のドラマにはなかなかない良さがあって、自分がもう少し若かったら、ああいうシーンを演じてみたいです(笑い)」と紹介した。3日が誕生日で51歳になったばかりの柳葉さんの12年の抱負は「健康が一番。それと、仕事でもプライベートでも、特別何をしようということもなく、『当たり前』に過ごしていこう」といい、「大切にしているのは『家族』とのかかわりです。(ドラマは)こたつでミカンでも食べながら、じっくり見ていただけたら幸いです」とPRした。

 ドラマは新潟・山古志村伝統の闘牛大会「牛の角突き」に出場する牛を育てる里志(柳葉さん)は、父・紘一郎(橋爪功さん)とともに、聴覚障害を持つ娘の美音(貫地谷さん)と住んでいる。地元の若者との縁談が破談となり、東京へ傷心旅行に向かった美音は、浅草の船宿の後継ぎで船頭をしている青年・丸(向井さん)と出会う。丸は耳の聞こえない美音のために手話を覚え、次第にひかれ合い、丸に求婚される美音だが、結婚すると、父と離れ離れになってしまうと戸惑う。2人を見守ってきた里志はある日、浅草の丸の家を訪ね……という展開。

 脚本は、数々のNHKの連続ドラマや、ドラマ「外科医有森冴子シリーズ」(日本テレビ系)などを手がけたベテラン脚本家の井沢満さんが担当。井沢さんの原作小説「ゆきの、おと~花嫁の父~」 (講談社)も出版されている。ドラマはTBS・MBS系全国ネット(28局)で8日午後9時~11時3分に放送。(毎日新聞デジタル)

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