世界一のパフォーマーを決める大会「KAMIWAZA~神芸~2012」(朝日放送・テレビ朝日系)が8日行われ、初代王者となった日本人ダンサーの蛯名健一さんとゼネラルマネジャー(GM)を務めたビートたけしさんらが会見した。たけしさんは、審査に加わらないGMの役割を「森繁久彌」とジョークで説明、「10組優劣つけるのが失礼な感じがした。レベルが高いなと思いますね。すごく楽しい。(パフォーマンスを見ていると)時間がたつのが早いですね」と称賛した。
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「KAMIWAZA~神芸~」は、10年まで行われていた「M−1」の後継番組という位置づけ。世界中の一流パフォーマーが人間の領域を超えて身につけた“究極の技”=「神芸」を披露して、ナンバーワンを決定する大会。世界選抜のパフォーマー9組と、国内チャレンジ枠の1組、合計10組の出場者が“神芸”を披露し、最多得点だった日本人ダンサーの蛯名さんが優勝した。
個人的に注目したパフォーマーを聞かれたたけしさんは「(バランス芸を披露したスウェーデンの)リカルドさんかな。リハーサルでは(リカルドさんは)落としたり、不調だったって聞いて、やっぱすごいなと思った」と本番での強さに感嘆。番組中に何度も名前を出していたお気に入りのハンガリーの「ゴールデンパワー」については「パンツの中が気になっちゃって」と語り、笑いを誘っていた。
また、世界一の称号と賞金1000万円を手に入れた蛯名さんは「本当に僕で良かったのかな」と謙遜した。賞金の使い道について聞かれると「優勝するとは予想していなかったので、考えてなかったんですが、娘、家族のために使いたいですね」と笑顔で語るも、たけしさんから「黒毛和牛に投資しない?」と振られ、苦笑いを見せていた。番組について「日本のパフォーミングアーティストがもっと活躍する場ができるきっかけ、下地になると思う」とコメントした。
会見には司会を務めたお笑い芸人の今田耕司さんも登場。蛯名さんを「第1回にふさわしい勝者」と絶賛。日本一を決める「M−1」から世界一を決める番組へとスケールアップしたことを強調し、「世界中のパフォーマーがこの『KAMIWAZA』に出ることを目標とするような番組になればいい。第1回は大成功です」と満足顔でコメントした。しかし、蛯名さんが掲げた優勝トロフィーを見て「若干、M−1のトロフィーと似ているのが気になる。まさかの使い回しということはないと思うけど」とジョークを飛ばしていた。(毎日新聞デジタル)
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