森田あゆみ選手:全豪オープン初戦突破へ「ベストを尽くす」

 16日に豪メルボルンで開幕した12年最初のグランドスラム(4大大会)「全豪オープンテニス」。昨年の大会では、3回戦まで進出し、シーズンを通しても大きな飛躍を遂げた森田あゆみ選手は、女子シングルス1回戦で、第32シードのペトラ・チェコフスカ選手(チェコ)と対戦。注目の一戦を前に「ベストを尽くす」と意気込む森田選手にインタビュー。熱戦の模様は、29日までWOWOWで連日生中継する。(毎日新聞デジタル)

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 −−昨年、飛躍の年をへて臨むグランドスラム、全豪オープンを迎えていかがですか。

 シーズン最初のグランドスラムなので、まずは自分の力を出すこと。1試合1試合ベストを尽くして、オフシーズン取り組んできたことも含めて、いい状態で試合に臨んで自分の力を出せればなと思います。

 −−昨シーズンの飛躍の原因はなんだったのでしょう?

 どれか一つを挙げるのは難しいのですが、今までやってきたことがテニスだけではなく、精神的にも、フィジカルも強くなって、すべてがまとまってきていいシーズンを送ることができたと思うので、今年もそのすべてを高めていけるようにしっかり取り組んでいきたいと思います。

 −−昨年の全豪は3回戦進出という素晴らしい成績を残しました。その要因と、今年はどう戦っていこうと思っているのか教えてください。

 自分のテニスに集中して、余計なことを考えずに試合に集中できたことが勝ちにつながった一つの要因でもあります。今年2大会に出て勝ちにはつながっていないのですが、テニスの内容だったり手ごたえはあるので、本当に1回戦が楽しみです。タフな相手ではありますが、自分の力を出してベストを尽くして頑張りたいなと思います。

 −−1回戦のチェコフスカ選手のイメージはいかがですか?

 スピードがあり、コートの中にどんどん入ってくる選手。前回やったときは、速い打ち合いになり、相手の方が攻撃が速く、早い段階で展開されてしまうことが多かったです。自分のショットが浅くなるとどんどん相手がコートの中に入ってきて攻められてしまうので、今回は深いショットと、速い打ち合いの中で自分がどれだけ主導権を握ってプレーできるかだと思います。昨年やったときは簡単に負けているので、今回は楽しみです。

 −−今シーズン進化していくために最も意識する点は?

 サーブとストローク。サーブはスピードとパワーを確立して、常に安定して高いレベルをキープできるように心がけています。ストロークは、打ちあいの中でできるだけ速くダウン・ザ・ラインに展開すること。一番大事なのは、けがなく毎週今年1年プレーすることだと思います。

 −−今大会の抱負は?

 昨年は3回戦まで行って、シーズン最初のグランドスラムでいいスタートを切ることができたので、今年もなるべくいいスタートを切りたいという気持ちはあります。どこまでいきたいという結果は考えていないので、1試合1試合ベストを尽くして、とにかく目の前の1回戦にいい状態で臨んでいいプレーをして、まず初戦突破できるように頑張りたいと思います。

 *……WOWOWでは森田選手が出場する注目の全豪オープンテニス1日目、森田あゆみ対ペトラ・チェコフスカ戦を16日にWOWOWプライムで生中継。また、国内初の試みとして、全豪オープンテニス1日目の模様をインターネットで無料生配信している。

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