30日発表された28、29日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ第3弾となる3D映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」が、土日2日間で約30万8900人を動員、興行収入約4億700万円となり、2週連続首位を獲得した。また、10年4~6月にTBS系で放送された阿部寛さん主演のドラマ「新参者」のキャストを引き継いだ映画「麒麟の翼~劇場版・新参者~」は初登場2位。全国377スクリーンで公開され、土日2日間成績は約21万7000人を動員し、興行収入約2億7600万円だった。客層は、男女比がほぼ半々、40代を中心に幅広い客層を集め、興収30億円を見込む好調なスタートとなった。
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そのほか新作は、米俳優レオナルド・ディカプリオさんが主演を務めるクリント・イーストウッド監督の最新作「J・エドガー」が6位。全国138スクリーンで公開され、土日2日間で約5万9000人を動員し、興行収入は約7600万円となった。人気アイドルグループ「AKB48」の完全密着ドキュメンタリー映画の第2弾「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る」は7位にランクインした。10位には、21日に北海道で先行公開され、28日から全国公開された「しあわせのパン」が、47館と小規模の公開ながら、土日2日間で約2万6100人を動員、興行収入約3600万円と好成績だった。
「麒麟の翼」は、人気作家・東野圭吾さんの小説「加賀恭一郎シリーズ」の最新作が原作。日本橋で男性が胸を刺されたまま8分間も歩き続けたのち、翼のある麒麟像の下で力尽きるという殺人事件が起き、容疑者の男は、現場から逃亡する際、車にひかれて意識不明となった。事件直前の容疑者の不可解な行動、無実を訴える容疑者の恋人、捜査を進めた加賀がたどりついた被害者と加害者の家族や恋人の知られざる一面とは……という物語。11年1月に放送されたスペシャルドラマ「赤い指~『新参者』加賀恭一郎再び!」に登場した田中麗奈さんや山崎努さんも出演する。
「J・エドガー」は、アメリカ連邦捜査局(FBI)の初代長官で、死ぬまで長官であり続け、8人の歴代大統領でさえ恐れた米国の陰の独裁者、ジョン・エドガー・フーバー(J・エドガー)の生涯を描く事実に基づいた作品。ディカプリオさんが20代から70代までを演じ切り、米国の影、秘密を掌握していた彼の野望、たくらみ、葛藤、苦悩を迫真の姿で表現している。「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on~」は、初のドームコンサート「よっしゃぁ~いくぞぉ~! in 西武ドーム」や、シンガポールでの初の海外定期公演、第3回AKB48選抜総選挙をはじめとした名物イベントなど、AKB48の11年の舞台裏に完全密着。主要メンバーへの独占インタビューも収録している。(毎日新聞デジタル)
1位 ALWAYS 三丁目の夕日’64
2位 麒麟の翼~劇場版・新参者~
3位 ロボジー
4位 海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン
5位 ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
6位 J・エドガー
7位 DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る
8位 マジック・ツリーハウス
9位 きみはペット
10位 しあわせのパン
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