タレントのホラン千秋さん（23）が、日本テレビのニュース番組「NEWS ZERO」のキャスターに抜てきされたことが明らかになった。父親がアイルランド人で米国に留学経験もあるホランさんは、卓越した語学力も生かしつつ4月から月～木曜の番組に出演する予定で、「昔から何かを形にして伝えるのが好きでした。ZEROでは自分が見聞きしたことを視聴者に伝えるパイプみたいな役割ができれば」と意気込んでいる。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　ホランさんは「メイちゃんの執事」「陽はまた昇る」「魔法戦隊マジレンジャー」などのドラマに出演する傍ら、青山学院大在学中には、米オレゴン州立大にも1年間留学し、英語はネーティブ並みという。現在はTBSで深夜に放送されている経済番組「ビジネスクリック」のキャスターを日替わりで務めるほか、TOKYO MXで放送中の朝の情報番組「ULALAナナパチ」のメーン司会を担当している。

　「12年は米大統領選をはじめ、世界が大きく動く大事な年。震災から復興する日本が、そのような状況下で世界とどうやって向き合うかが問われている」と語る山崎大介プロデューサーは、ホランさんの起用について「ビジネスクリック」など情報番組の経験があったことを挙げ、「留学経験もあり語学堪能、バックボーンもグローバルなホランさんに、ZEROキャスターとして活躍してもらいたいと思った」としている。当初は鈴江奈々アナウンサーのアシスタント的な立場から、天気、カルチャーなどを担当させる方針で、ホランさんの語学力を生かした海外での取材も検討しているという。

　「NEWS ZERO」は06年10月にスタートしたニュース番組で、村尾信尚さんがメーンキャスターを務めるほか、人気グループ「嵐」の櫻井翔さんや女優の板谷由夏さん、バイオリニストの宮本笑里さんら芸能人をキャスターに起用。従来の報道やスポーツに加え、映画などの芸能情報も取り上げ、高視聴率を記録している。今回、放送から4月で5年半を迎えるにあたり「これからの5年を見すえて」番組をリニューアル。スタジオセットやBGMを変更するほか、番組の特徴でもある巨大なスクリーン「ニュースウォール」も拡大。画質も向上させてより細かく美しい表現でニュースを伝える方針だ。（毎日新聞デジタル）