「第84回アカデミー賞」で主演女優賞を受賞した米女優のメリル・ストリープさんが来日し、6日に東京都内で開催された映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(フィリダ・ロイド監督)のプレミア試写会に登場した。「(東日本大震災からちょうど1年となる)この時期に映画を持ってこられたのも感動している。この映画を苦しまれている方々にささげるとともに、未来に希望があることを伝えたい」と語った。ストリープさんの来日は映画「マンマ・ミーア」(09年)以来3年ぶり。
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29年ぶり2度目の主演女優賞を受賞したストリープさんは「ものすごくハッピーだった。この年だし、何が起こっても感動しないと思っていたけれど、(受賞の)瞬間頭が真っ白になったわ」と受賞時の心境を明かした。米国人でありながら英国のサッチャー元首相を演じ切ったストリープさんは「どの国であれ人間は国籍によって違うということはなく、むしろ似ているもの。次は日本人を演じたいわ」と語った。
映画は、英国史上初めての女性首相に就任し、強烈なリーダーシップで沈みゆく英国を立て直したサッチャーの生きざまを描いている。保守的で強硬な政治方針から“鉄の女”と呼ばれた彼女が、その鉄の意志の向こう側にどんな涙を隠していたのか。彼女を支え続けた夫の存在とは……。信じるもののために力の限り戦い、傷つき、老いて戦場を去ろうとする一人の女性の物語が展開する。映画は16日公開。
観客席にはサッチャー元首相とほぼ同時期に首相を務めた中曽根康弘元首相も来場し、ストリープさんに花束を渡した。一緒に登壇したロイド監督は「これは政治の映画ではない。権力を持った人物がどうなるか、栄光と挫折の物語」と映画をアピールした。(毎日新聞デジタル)
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