夏菜:朝ドラヒロイン抜てきに「毎日つい見てしまうドラマに」と意気込み 12年後期「純と愛」

12年後期「純と愛」のヒロインに決定し会見に登場した夏菜さん=NHK提供
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12年後期「純と愛」のヒロインに決定し会見に登場した夏菜さん=NHK提供

 12年後期のNHK連続テレビ小説「純と愛」のヒロインに女優の夏菜さん(22)が起用されることが発表された。東京・渋谷と大阪市中央区の同局放送センターで21日に会見が行われ、夏菜さんは「『君がヒロインだよ』って、ほんとうに1時間前に聞きました。『今日は最終カメラテスト』と聞いてきたので、すごくびっくりしていて、まだ感情がまとまっていません」と話し、「毎日つい見てしまうドラマにしていけたら」と意気込んだ。夏菜さんは2258人の応募者の中から2回のオーディションを経て、選ばれた。

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 「純と愛」は、11年の大ヒットドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)を手がけた脚本家・遊川和彦さんのオリジナル作。大阪市大正区と沖縄の宮古島を舞台に、大阪で生まれたヒロイン狩野純が宮古島に移り住み、大学卒業後、大阪に戻ってホテル業界に飛び込み、夫となる愛(いとし)と出会って結婚。2人の成長を描くコミカルでハートフルな現代劇となる。タイトルはヒロインとその夫となる愛の名から付けられた。

 夏菜さんが演じるヒロイン純は、自分の信念を貫き、さまざまな障害に正面からぶつかって、くじけることがあっても前を向いて歩いていく女性。夏菜さんは「まっすぐで前向きで明るいイメージがあるので、私の持っている力を駆使して、そのイメージを出していけたら。とにかく楽しく演じられたら一番いいと思います」と話した。

 また「朝ドラのヒロインは“国民の顔”というイメージ。どっとプレッシャーがかかっています」とコメント。01年に放送された「ちゅらさん」のファンだったといい、「沖縄を舞台にしたドラマに出演できることがすごくうれしくて、とても光栄に思っています。一生懸命みなさんについていきたい」と語った。

 番組の山本敏彦・制作統括は純を「『女性版・坊っちゃん』といわれる無鉄砲なところがある。喜怒哀楽がストレートに出てくる面白い役でもあり、難しい役でもある」と説明。夏菜さんの起用理由を「喜怒哀楽をストレートに表現してくれたところに引かれた」といい、「なによりも(役を)楽しく演じられたところに、スタッフみんなで共感し、ドラマの“太陽”として迎えたいと思った」とコメントしている。

 放送は10月1日~13年3月30日、全151回の予定。(毎日新聞デジタル)

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