フジテレビ:NHKグループ会社と“タッグ” 教養バラエティー「ヒューマン・コード」放送

1 / 3

 フジテレビが、NHKのEテレで教育・教養番組を手がける番組制作会社「NHKエディケーショナル」と“タッグ”を組んだ教育バラエティー番組「ヒューマン・コード~想定外のワタシと出会うための3つの暗号」が5日深夜に放送される。ゲームや実験を通して人間の心を解き明かしていく内容で、タレントのベッキーさんがナビゲーターを務める。

あなたにオススメ

 フジテレビとNHKエディケーショナルの“タッグ”は、09年に同局がNHKの教育テレビと行ったプロジェクト「イチか?バチか?プロジェクト~若者の底力」がきっかけで実現。同プロジェクトではフジテレビのバラエティー番組「MANNINGEN」とNHK教育の討論番組「真剣中年しゃべり場」のレギュラー出演者が相互出演したほか、両局で同時生放送などを行った。

 番組は「体験型心理解体バラエティー」と銘打たれ、人間の無意識の心理や行動のカギを「ヒューマン・コード」と呼んで、クイズやゲーム、実験などを通して三つのヒューマン・コードを解き明かしていく。ベッキーさんが視聴者の視線でさまざまな問いに答えていくうち、人間の思い込みや癖に隠れた生きる知恵などが明らかになる。

 フジテレビ編成部の濱潤さんは「2年ほど前から、今度は番組を一緒に作れるといいですね、とお互い話していたことがようやく形になりました」と喜び、「全く違った環境で培ってきた制作表現をブレンドするとどうなるのか、番組の打ち合わせのたびにワクワクしながら、企画を考えてきました。今、テレビってまだまだ新しいことができるんだって、実感しています」とコメントしている。

 また制作を担当したNHKエデュケーショナルの丸山俊一特集文化部長プロデューサーは「想定外というテーマで哲学バラエティーを。そんな発想で始まったブレストから、話はいつか『人間の可能性と限界』に……」と打ち合わせを振り返り、「3年前のコラボでも感じた太陽と月。光源は一緒でも、表現は異なる両局。そんな異文化のブレンドが楽しくも真面目な番組を生みました」とコメント。「人間の多面性を味わうように、実験、クイズ、ドキュメント……。ジャンルに収まらない、不思議な番組をお楽しみに」と呼びかけている。

 放送はフジテレビで5日深夜0時35分~同1時半。(毎日新聞デジタル)

写真を見る全 3 枚

テレビ 最新記事