注目映画紹介:「バトルシップ」 見応えのある戦闘シーン エイリアンの乗り物と武器に“個性”

(C)2012 Universal Studios.ALL RIGHTS RESERVED.
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 ユニバーサル映画100周年記念作品「バトルシップ」が13日に公開された。主演は、同時期公開の「ジョン・カーター」でも主演しているテイラー・キッチュさん。リーアム・ニーソンさんや浅野忠信さんらが共演している。浅野さんはキッチュさん扮(ふん)する新人将校アレックス・ホッパーを当初はライバル視しているが、エイリアン相手に戦う中で結束を強めていく日本の自衛艦艦長ナガタを演じている。

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 米国をはじめとする世界各国の駆逐艦が集結し大規模な軍事演習がハワイ沖で行われるなか、突然沖合に現われた正体不明の物体。それは、数年前、地球から未知なる惑星に向けて放った信号を受け飛来したエイリアンの母船だった。攻撃を開始してくるエイリアン。かくしてエイリアンと人間の壮絶な戦いが始まる……。

 アレックスやナガタのほか、アレックスの恋人サム(ブルックリン・デッカーさん)、その父親で米国海軍の艦隊総司令官シェーン提督(ニーソンさん)、アレックスの部下レイクス(リアーナさん)など、主要人物が多い割にそれぞれの特徴が出ており、戦闘シーンも見応えがある。何より、エイリアン側の乗り物と武器に“個性”が見られ、その予測不能でスマートな攻撃手法には感心する。

 なかなか姿を見せなかったエイリアンが現れたときには、その容姿に軽いショックを受け、極めつけは、満身創痍(そうい)の“地球軍”が最後の希望を託した戦術。「まさかそうくるとは」的大胆な発想が痛快で、「キングダム 見えざる敵」「ハンコック」のピーター・バーグ監督らしい仕上がりとなった。13日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)

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