人気男性デュオ「ゆず」が、女優の多部未華子さんが主演する新ドラマ「浪花少年探偵団」（TBS系）の主題歌を担当することが明らかになった。新曲「また明日（あした）」は、ゆずが事前に台本を読み、ドラマのために書き下ろしたオリジナル曲で、劇中では脚本家の吉田紀子さんの発案で、主題歌を生徒たちが合唱するシーンも描かれるという。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　ドラマは東野圭吾さんの「浪花少年探偵団」と続編「しのぶセンセにサヨナラ」（講談社文庫）が原作で、主人公の女性小学校教師とその生徒たちの活躍を明るく元気に描く。小学校教員の資格を持つ竹内しのぶ（多部さん）は、大阪市の下町にある架空の大路（おおじ）小学校の臨時講師として6年2組の担任となる。ミステリー小説が大好きで曲がったことは大嫌い、そして生徒思いのしのぶは、元気な生徒たちとともに、若い女性ならではの感性とたぐいまれなる推理力で、自分たちの身の回りで起こった刑事も頭を悩ませる難事件を解決する……というストーリー。生徒の少年探偵団メンバーを、兄弟お笑いコンビ「まえだまえだ」の兄・前田航基くん、濱田龍臣くんらが演じるほか、しのぶに思いを寄せる刑事役を小池徹平さんが演じる。また、段田安則さん、松坂慶子さん、小日向文世さん、山本耕史さん、温水洋一さん、斉藤由貴さんらも出演する。

　ゆずの岩沢厚治さんは、ドラマ本編の映像を見て「スリリングでほのぼのしていてノスタルジックという印象」といい、「誰もが経験した少年時代、少女時代に見た原風景が浮かび、“帰り道”のイメージを曲にしました」とコメント。岩沢さんの作った曲を聴いた北川悠仁さんは「すごくシンプルな構成だったので、その中に遊び心とか、“ゆずらしさ”をどう表現するか」といい、「子どもには子どもなりの人間関係がある。台本や映像を見ながらそんなことを思い出し、曲作りに反映できた」と自信を見せている。新曲はドラマのスポット動画でも使用されている。ドラマ「浪花少年探偵団」は7月2日から放送。初回は2時間スペシャルで午後7時から、2回目以降は毎週月曜午後8時に放送。（毎日新聞デジタル）