平清盛:視聴率1ケタにNHK会長「低いわけではない」  「これから面白くなる」と前向き

大河ドラマ「平清盛」で主演を務める松山ケンイチさん
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大河ドラマ「平清盛」で主演を務める松山ケンイチさん

 NHK大河ドラマ「平清盛」の3日放送の第22回で、関東地区の平均視聴率が11.0%(ビデオリサーチ調べ)だったが、関西地区は9.2%と異例の1けたを記録したことについて、同局の松本正之会長は7日の会見で「それでも11%とかですから、一般的に見ると低いわけではない。こんなに面白いんだからもっと見ていただきたいという気持ち。現場もそう思っている」と続行の意向を示した。

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 さらに松本会長は「(時代背景を)説明する番組などもやっていて自分自身も理解しやすくなった。ポピュラーな時代背景ではないから、努力している。これからストーリーも面白くなるし、武士の時代に移る歴史的瞬間もあるので、すーっと入っていくと、離れられなくなると思う。歴史的転換の映像を見ていただきたい」と前向きにアピール。

 3日の第22回が放送された時間帯は、テレビ朝日系でサッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選の日本対オマーン戦を放送しており、こちらの視聴率は、関東地区は平均視聴率は31.1%、関西地区は26.4%だった。松本会長は「注目のスポーツ番組を(裏で)やっていると(視聴率が)下がりますよね。五輪中もそういうことはあると思う。根強く大河の面白さを提供できればと思います」と改めて語った。

 「画面が汚い」という評価については「大分よくなったと思う。スタジオに行くと、スタジオ自体ももやがかかった演出がされている。それぞれ工夫をしていますので、期待に応えたい」とコメントした。大河ドラマ「平清盛」はNHK総合で毎週日曜午後8時から放送。(毎日新聞デジタル)

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