人気作家・東野圭吾さんの短編小説を、週替わりの主演とストーリーで放送する7月スタートの連続ドラマ「東野圭吾ミステリーズ」（フジテレビ系）に、新たに広末涼子さん、鈴木京香さん、戸田恵梨香さん、坂口憲二さん、三浦春馬さんが主演することが発表された。広末さんは、友人からの結婚報告の手紙を発端に命を狙われる羽目になった女性を軽快なタッチで描いた「結婚報告」で主演し、鈴木さんは、ある資産家夫婦に養子の世話をすることになり、7年前に殺された妹の話を始める心理サスペンス「再生魔術の女」で主演する。

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　ドラマは全11話で、東野さんの短編小説集「犯人のいない殺人の夜」「怪しい人びと」「あの頃の誰か」（光文社文庫）から11作品を厳選。シリアスあり、コメディータッチあり、ホラーテイストありのミステリーを展開する。各話で監督が異なり、これまでにナビゲーター役の中井貴一さん、初回「さよならコーチ」で主演する唐沢寿明さんのほか、松下奈緒さん、観月ありささん、反町隆史さん、長澤まさみさんの主演が発表されていた。

　戸田さんは、ある職場で起こった連続不審死事件の捜査を描いたサイコミステリー「白い凶器」で主演。坂口さんは、世界的な建築家が次男が引き起こした事件を家庭教師と共に隠蔽（いんぺい）しようとする「犯人のいない殺人の夜」で主演し、三浦さんは、警察が自殺と断定した幼なじみの死を調べ、真実に行き着く男の物語「小さな故意の物語」で主演する。

　東野さんは「若いころに書いた短編小説に、こんなふうに光を当てていただけるとは光栄です。すばらしい役者さんたちばかりで、今からとても楽しみにしています」とコメントしている。

　また同局ドラマセンターの小池秀樹プロデューサーは「一つの連続ドラマ枠に、これだけの豪華出演者にご参加いただけるのはきわめてまれなことであり、気が引き締まる思いです」とコメント。「主演と監督の化学反応で、視聴者のみなさまへ期待以上の作品をお届けできると確信しております」と自信を見せている。

　放送は7月5日から毎週木曜午後10時～同54分。初回は、15分拡大で午後11時9分まで放送する。（毎日新聞デジタル）