橋本愛:泣きっぱなしの初日舞台あいさつ 「最高に幸せ」

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 女優の橋本愛さんが11日、東京都内で行われた映画「桐島、部活やめるってよ」(吉田大八監督)の初日舞台あいさつに主演の神木隆之介さんら共演者とともに浴衣姿で登場。観客が立ち上がり温かい拍手で迎えられると、その光景を見て思わず涙を見せた橋本さんは、「会場に入ってきて目に見えた光景が、人生で初めて見たものだったので戸惑ってしまって……」と赤いハンカチで涙をぬぐいながらコメント。「たくさんの方々に映画に触れていただけてうれしくて、最高に幸せ。こんな時間を与えてくださって、本当にありがとうございます」と涙ながらに感謝した。

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 映画は、朝井リョウさんの青春小説が原作。学校内の誰もが認める“スター”桐島が部活をやめるというニュースが校内に衝撃を与える。彼女さえも連絡が取れず、その理由を知らされぬまま、部活内、クラスメート、友人関係、恋愛関係にゆがみが広がり、高校生活のヒエラルキーが崩壊していく……というストーリー。主演は神木さんで、ヒロイン役の橋本さんのほか、大後寿々花さん、山本美月さんらも出演する。

 舞台あいさつには、大後さん、山本さん、東出昌大さん、清水くるみさん、松岡茉優さん、落合モトキさん、浅香航大さん、前野朋哉さん、鈴木伸之さん、太賀さん、吉田監督も登場。この日、インフルエンザのため欠席と伝えられた佐藤貴博プロデューサーから、出演者それぞれに向けた手紙がMCから読み上げられると、橋本さんをはじめ、山本さん、清水さん、松岡さんらが次々と涙。橋本さんは「これなんなんですかね? お客さんすみません、こっちが勝手に盛り上がってるみたいで……」と話しながらも、「それだけ大事な気持ちで作った作品。身近な方に伝えていただければすごく幸せ」と笑顔を見せた。

 その直後、映画部のメンバーらとゾンビ姿で登場した佐藤プロデューサーは、「ごめん、インフルエンザじゃなかった」とネタばらし。佐藤プロデューサーのサプライズ演出に、橋本さんは今度は驚いて涙を流し、「本気で心配したのに! 年なのかなって」と悔しがっていた。サプライズの連続に神木さんも、「今日はびっくりです。こんなに楽しくて感動した舞台あいさつははじめて。これ以上の幸せはないと思うし、僕の人生の中で思い出に残る一日です」と感無量の様子だった。(毎日新聞デジタル)

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