俳優の小栗旬さんが26日、11年に上演した舞台を映像化した「ゲキ×シネ 髑髏城(どくろじょう)の七人」の完成披露試写会に共演者とともに登場した。舞台ではメークを各役者が自分でしていたことを明かし、「映像で見ると僕と勝地(涼)のメークがへたで。撮影の日くらい、メークさんがしてくれたらよかったのに(笑い)」と嘆いた。すると、同席した小池栄子さんが「あと、お酒飲んだ次の日は、すごいブサイクだよね。旬くんのむくみって激しいからさ」と茶化し、森山未來さんも「コクリ・シュンさん?って感じ」とあまりの“別人”ぶりを暴露していた。
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「髑髏城の七人」は、人気劇団「劇団☆新感線」の時代活劇で、90年の初演以来7年ごとに上演されている。小栗さんらは、4度目の上演となる11年版に出演した。物語の舞台は戦国時代。織田信長亡き後、天下統一をかけて関東を手中にしようと図る豊臣秀吉を阻む集団・関東髑髏党は、手段を選ばない党首の天魔王(森山さん)を中心に勢力を拡大していた。ある日、髑髏党に襲われている村を助けようとした兵庫(ひょうご・勝地さん)率いる関八州荒武者隊は逆に窮地に追い込まれてしまうが、捨之介(すてのすけ・小栗さん)と名乗る若者が現れ、ピンチを救われる。兵庫と捨之介が、うわさに名高い極楽太夫(ごくらくたゆう・小池さん)がいるという関東一の色里「無界の里」を訪れると、そこで捨之介は、かつての仲間・無界屋蘭兵衛(むかいやらんべえ・早乙女太一さん)と再会する……というストーリー。
今回、同劇団の演劇を映像化し映画館で上映する「ゲキ×シネ」の10作目として、小栗さんらが出演した11年版の舞台のスクリーンでの上映が決定した。映像化された作品を見た小栗さんは「面白かった」と率直に語り、小池さんは「20台近いカメラでアップの表情なんかもとらえていて、客席から見るのとは違う楽しみ方ができると思います」とアピール。森山さんは「映画がよかったら、舞台や劇団の魅力も拡散していったらうれしい」と語った。13年1月12日に全国上映予定。
イベントでは、体力勝負の舞台のため、勝地さんが「スッポン、赤マムシ、ユンケル……」などさまざまな精力剤を飲んで臨んでいたことを告白。しかし、小池さんから「でも、一番最初に声枯れてたよね」、小栗さんから「でも太ってたよね。腕パンパン」と次々にいじられていた。また、一番年下の早乙女さんも、そうそうたる役者との共演で、「今回の現場はいっぱいいっぱいでした。毎日、刺激を受けすぎて、ダメになるかと思いました(笑い)」と大変だったことを明かした。すると、今度は森山さんが、2人が飲み物を口移しするシーンについて、「後日、『ぶっちゃけどうだったんだ?』って聞いたら、俺の口が『まじで酒臭くて嫌だった』って言ってました」と早乙女さんの意外(?)な苦労を明かし、会場の笑いを誘ってた。(毎日新聞デジタル)
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