夏木マリ:鈴木京香をいじめる中年セレブ役に「生き生きしちゃう!」

ドラマ「夜行観覧車」制作発表に登場した夏木マリさん
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ドラマ「夜行観覧車」制作発表に登場した夏木マリさん

 鈴木京香さん主演の連続ドラマ「夜行観覧車」(TBS系)の制作発表が8日、神奈川県内のスタジオで行われ、主要キャストが登場。鈴木さん演じる主婦・真弓をいじめる自治会婦人部の部長・小島さと子役を演じる夏木マリさんは、自身の役について「簡単にいうと中年セレブのおばさん。息子を溺愛してて、趣味を持っていて……」と楽しそうに説明し、「(役作りのために)履歴書を作った。こういう(意地悪な)役って楽しい。生き生きしちゃう!」と語って報道陣を沸かせていた。

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 「夜行観覧車」は、人気作家・湊かなえさんの小説が原作。高級住宅街で起きた殺人事件をきっかけに、三つの家族が再生していくサスペンスドラマ。会見には、鈴木さん、夏木さんのほか、石田ゆり子さん、「雨上がり決死隊」の宮迫博之さん、「関ジャニ∞」の安田章大さん、高橋克典さんが登場した。

 役柄について、鈴木さんは「最近は強い役やいじめる役が多かったので、今回は事件に振り回される役。リアクションをしっかりしていけばいいかな」と話したが、「いつもいじめられているのでストレスがたまりそう……」と心配していた。真弓のあこがれの完璧な主婦・高橋淳子役を演じる石田さんは「主婦のかがみというのは、普段の自分に全くない要素なので、役者の醍醐味(だいごみ)と思って大変楽しくやらせていただいてます」と笑顔。医学部に通う高橋家の長男・良幸役を演じる安田さんは「人生初めての頭のいい役。この役をやれるのは光栄」と喜び、「学校の頭のいい子を思い出しながら演じてます」と語った。

 ドラマについて、鈴木さんは「自分にとって初のサスペンスの主演。家族の絆を描いたドラマでもありますが、しっかりとハラハラさせるように演じたい」と意気込むと、夏木さんは「サスペンスは私が一手に引き受けている感じがあります」と笑うと、原作にはない刑事役を演じる高橋さんは「夏木さんはホラーですから」と同意し、「僕の役は、(登場人物の)家庭をぶち壊すのか、正義感でまとめていくのか、どっちに行くか分からない。原作を読んだ人も翻弄(ほんろう)できたら」と自分の役割に期待していた。ドラマは18日スタートで、毎週金曜午後10時から放送。初回は15分拡大版。(毎日新聞デジタル)

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