内山理名:大原麗子さんの半生演じる 無期延期のSPドラマが3月に放送

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 女優の内山理名さんが09年8月に62歳で亡くなった女優の大原麗子さんの半生を演じることが16日、明らかになった。12年秋に放送を予定されていながら、無期延期となっていたスペシャルドラマ「女優 麗子 炎のように(仮)」(テレビ東京系)で演じ、同ドラマが3月に放送されることも明らかになった。内山さんは、大原さんのお墓を訪れ、「麗子さんが見たら、自分はこうじゃない、と怒られちゃうこともあるかもしれないけど、でも自分はそれでも頑張ります、麗子さんに恥じないようにできる限りのことはやらせていただきます、と墓前に誓ってきました」と決意を語っている。

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 ドラマは、芸能ジャーナリスト・前田忠明さんのノンフィクション「大原麗子 炎のように」が原作。かつて「国民的女優」「好感度ナンバーワン女優」として名声を誇り、40年余りトップ女優の座にいた大原さんの波瀾(はらん)万丈の生涯を、実弟・大原政光さんの目線で赤裸々に描く。大原さんが離婚した俳優の渡瀬恒彦さんと歌手の森進一さんをはじめ、現在も活躍する人が実名で登場するほか、大原さんが抱えていた病はギラン・バレー症候群だけではなかったなどの知られざる真実も明かされる。

 内山さんは、大原さんがドラマデビューした18歳から、62歳で亡くなるまでの半生を演じる。「女優さんを演じるのは初めてだし、ファンの方がいらっしゃると思うととても緊張します」と話す一方で、「私自身、すごく勉強になると思うし、これから女優をやっていく上で、すごくいい経験になると思います。華やかなところだけではなく、その裏側で病気をしたり、ケガをしたりして苦労されていたところが物語だと思うので、そこを大事に演じたい」と力を込めた。大原さんと一緒に仕事をしてきたプロデューサーから話を聞き、役作りに臨んでいる。

 同局の岡部紳二チーフプロデューサーは、内山さんについて「大原さんと同様、強い女優魂を感じさせる、最近では数少ない女優」と紹介。内山さんと大原さんが、共に明治時代の小説家・樋口一葉を演じた経験があるため、「内に秘めた共通する激しいスピリッツがあったからこそ、同じ人物の役を演じる結果になったのだと思います。内山さんの演じる大原さんの人生は、間違いなく我々に深い感動を与えてくれるでしょう」とアピールしている。3月にゴールデンタイム2時間超の枠で放送する予定。(毎日新聞デジタル)

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