第85回アカデミー賞:作品賞は「アルゴ」 ベン・アフレック監督「人生は転んでもまた立ち上がる」

アカデミー賞で作品賞を受賞した「アルゴ」 (C)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
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アカデミー賞で作品賞を受賞した「アルゴ」 (C)2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

 世界最高峰とうたわれる米国の映画の祭典「第85回アカデミー賞授賞式」が25日(現地時間24日)に米ロサンゼルスで開催され、ハリウッド俳優、ベン・アフレックさんが監督と主演を務めた「アルゴ」が受賞した。7部門でノミネートされていた同作は、編集賞・脚色賞も受賞している。

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 アフレックさんは、「(『リンカーン』を手がけたスティーブン・)スピルバーグは天才です、大変な偉人です。どれも受賞に値します。ノミネートされなかった素晴らしい作品もあります」と興奮気味にあいさつ。「映画に関係したあらゆる人にありがとうといいたい。妻にもお礼をいいたい。我々の結婚10年、努力してくださってありがとう。最高のパートナーです」と感謝の思いを伝えた。

 97年に「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」で脚本賞を受賞したアフレックさんは、「十何年前、そのときは何をしているか分からなかった。また戻ってくるとは思いませんでした。みなさんのお陰で戻ってこられた。人生は転んでもまた立ち上がらなければいけないということを学びました」と喜びを爆発させた。

 映画は、79年に実際に起きたイランでの米国大使館人質事件をもとにしたサスペンスドラマ。革命が吹き荒れるテヘランで、過激派が米国大使館を襲撃、52人を人質にとる。彼らの要求は、悪政の限りを尽くして米国に逃げた前国王の引き渡しだった。混乱の中、裏口から6人が脱出、カナダ大使の家に身を隠すが、見つかれば公開処刑は間違いない。絶望的な状況を打破するため、CIAのトニー・メンデス(アフレックさん)が意表をついた救出作戦を思いつく……という内容。(毎日新聞デジタル)

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