瀧本美織:初挑戦の時代劇とアクションは刺激的 「今度は悪役でイメージを壊したい」

NHK提供
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 女優の瀧本美織さんが4月5日にスタートする時代劇「妻は、くノ一」(NHK・BSプレミアム)で、時代劇とアクションに初挑戦する。「本格的なアクションに挑戦できて、テンションが上がりました。戦う女性が大好き」と撮影を楽しんだ様子の瀧本さんに、役どころや撮影について聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 ドラマは、風野真知雄さんの時代小説が原作。江戸後期の平戸藩(現在の長崎県平戸市)の藩士で海と星にしか興味のない“天文マニア”の雙星彦馬(市川染五郎さん)と結婚後、わずか1カ月で失踪した妻・織江(瀧本さん)の愛の行方を描く。織江の正体は忍びで、平戸藩の動向を探るために身分を偽って彦馬と結婚したが、夫を好きになってしまう。彦馬は、織江を追って江戸に向かい、そこで出会った前平戸藩主の松浦静山(田中泯さん)の思想に引かれていく。

 瀧本さんは、初挑戦となった時代劇の撮影を「セットに踏み入れるだけで新鮮。映画のように撮影に時間をかけるので、ゆっくり時間が過ぎるんです。ベテランのスタッフや俳優の方と濃い時間を過ごさせていただき、たくさん勉強になりましたし、刺激になりました」と満喫した様子。苦労したのは「衣装替え」だといい、瀧本さんが演じる忍びの織江は、町娘に変装するなど服装はたびたび変化することもあり、撮影ではあたふたすることもあったという。

 「大好き」と話すアクションシーンは、トランポリンに乗ってジャンプしたり、手裏剣を投げるなど初挑戦ながらも本格的な撮影に臨んでいるが、「ダンスをやっていたのですが、アクションはちょっと似ていますよね」と話すように体を激しく動かすことに慣れていることもあり、楽しみながら演じたようだ。

 ドラマでは、織江と染五郎さんが演じる彦馬の恋の行方が描かれる。瀧本さんは染五郎さんの印象を「私は年下なので失礼ですけど、優しくて可愛い方ですよね。お互いニコニコしながら演じていた。(役に)はまっていますよね。歌舞伎の方は厳しいのでは……と思っていた」と明かす。

 ドラマの見どころを「くの一だって人間だから恋をする。仕事と恋の間で揺れ動くところは現代の女性にも共感していただけると思います」と語る瀧本さん。時代劇、アクションに続き、次に挑戦したいことを「悪役がやりたい。悪いイメージがないといわれるので、イメージを壊したいです」と笑顔で話していた。

 「妻は、くノ一」はNHK・BSプレミアムで4月5日から毎週金曜午後8時に放送。全8回。

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