デジタルカメラなどにも搭載される“笑顔認証システム”で笑いを数値化してネタの勝ち負けを決めるNHKのバラエティー番組「お笑い頂上決戦 1・3・5」(5月3日放送)の収録がこのほどあり、司会を務めたお笑いコンビ「バナナマン」の設楽統さんが会見に登場。設楽さんは「芸人泣かせですが、見てる方は面白いと思う」と手応えを語りつつ、「これ、かなりシビアです……。僕ら(バナナマン)は、出るのは無理ですね」とエントリーには及び腰だった。
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「お笑い頂上決戦 1・3・5」は、若手からべテランまで多彩な6組と、132組の中からオーディションで勝ちあがった2組を迎えた計8組の芸人が、1対1でネタを競うトーナメント式のお笑い対決番組。1回戦は1分間だが、勝ち上がるごとにネタ時間が3分、5分と長くなる。判定方法は、笑顔認証システムを世界で初めてお笑い番組に採用し、笑顔のレベルを2000段階で数値化。審査員の笑顔度を一気に測定し、勝敗を決する。司会は、設楽さんと同局の雨宮萌果アナウンサーが務める。
設楽さんは「あれ、(出場者として)出なくていいんだと思った。出る話だったら断ってました」と語り、「ネタが面白いのはもちろん、観客をずっと笑顔にしなければいけない。芸人として愛されていないと」と分析。「ネタに説明の時間がかかると負ける。僕らはネタが長いから向いてない。愛されてるとは思うんだけど……」と笑った。番組については「芸人からみると、ものすごく面倒くさいけれど、1分間はショートネタをまとめる、3分間は自由。5分間でストーリーも入れられる。もっとネタを見たかった人もいっぱいいる。何度もやれば、システムも改良できるんじゃないですかね」と、レギュラー化に意欲を見せていた。
出場したのは「アルコ&ピース」「アンガールズ」「キングオブコメディ」「ジャルジャル」「バイきんぐ」と、村上ショージさんのほか、132組が参加した予選を勝ち抜いた2組、大福さん、「日本エレキテル連合」の計8組。番組は、NHK総合で5月3日午前0時10分~0時53分に放送する。(毎日新聞デジタル)
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