47都道府県芸人グルメ便:「宇都宮餃子」 栃木・上原チョー

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 吉本興業の若手芸人が、47都道府県に住んで地元に密着した活動をする「あなたの街に住みますプロジェクト」。全国に住む「住みます芸人」の皆さんに各地のおいしいものを紹介してもらいます。今回は栃木県に住むお笑い芸人の上原チョーさんがおなじみとなった名物「宇都宮餃子(ギョーザ)」を紹介します。(毎週日曜更新)

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 どうもー! トゥーちぎ県、いや栃木県住みます芸人の上原チョーです。よろしくお願いしまトゥー!!

 ぼくは住みます芸人としてこれまでたくさんの栃木県グルメに出合ってきましたが、今回ご紹介させていただくのはズバリ宇都宮餃子です! やはり宇都宮餃子を食べなければ栃木のグルメは始まりません。今回は宇都宮餃子の総本山に突入してきましたよ!

 今回お邪魔させていただいたのは宇都宮市の東武宇都宮百貨店にございます宇都宮餃子のアンテナショップ「来らっせ東武宇都宮店」です。こちらのお店は日本で唯一の餃子協同組合「宇都宮餃子会」の直営店なのです。さらに東武宇都宮店は4月24日にオープンしたばかりの2号店で、ぼくも今回初めておうかがいするということで、テンションマックトゥー!です。

 こちらでは宇都宮の34店舗のギョーザを楽しめ、月替わりで12店舗のギョーザをご提供されており、その中でもおすすめは「12店盛り」。その名のとおり12店舗のギョーザが一気に楽しめるんですね。注文するとギョーザの焼ける香ばしい音が店内に響き渡り、ぼくの目の前に食欲を誘う香りとともに輝く12個のギョーザが運ばれてきました。一見、どのギョーザも同じように見えてしまうのですが、食べてみてビックリ! 野菜の多いギョーザ、皮がもっちりとしたギョーザ、しょうがが多めのギョーザ、肉汁がジューシーなギョーザなどお店によって全く味が違うんです。そしてそのどれもがうまい!! 宇都宮餃子を初めて食べる方はぜひこちらの12店盛りを注文し、ワクワクしながら自分のお気に入りを探してみてください。

 さらに本日は、東武宇都宮店限定の「餃子饂飩(うどん)」なるものまでご紹介していただきました。「え!? うどん!? まさか天ぷら感覚でギョーザが入っているのか??」と考えているぼくの前に出てきたのは見た目普通のざるうどん。しかし食べてみると麺がもちもち、つるつるでおいしい~! こちらの「餃子饂飩」はギョーザの皮を練り直して麺にしたもので、元々は某店舗の裏メニューなんだそうです。さっぱりとしたうどんを食べるとまたギョーザが欲しくなり、ギョーザを食べるとまたうどんが。大変です! もうギョーザが止まりません!! 食欲マックトゥー!!

 さあ皆さん、ここでちょっとお勉強の時間です。そもそも皆さんは宇都宮餃子の由来についてはご存じでしょうか? こちらについては諸説あるそうなんですが、濃厚な説としては戦後に中国から宇都宮に引き揚げてこられた方々が、中国で食べたギョーザの味を懐かしんでギョーザ作りを始めたらしいです。さらに当時の宇都宮にはニラ、キャベツなどギョーザの材料が豊富にあったことも要因としてあるそうです。そんな歴史のある宇都宮餃子が今では地元の人たちだけではなく、全国の方に愛されているのは非常にうれしいですね!

 また、宇都宮餃子には特に定義はなく、宇都宮で本当においしいギョーザを作ることに情熱をささげる職人さんたちが切磋琢磨(せっさたくま)し生み出したものこそが宇都宮餃子なのです。そういったことを考えるとギョーザの味も一層深みが増しますね。

 わたくし上原チョーも、宇都宮餃子のように皆さんを笑いの皮に包み込めるよう頑張っていきたいと思いまトゥー!(取材協力:来らっせ東武宇都宮店 028・612・8383)

 ◇上原チョーのプロフィル

 1981年10月10日栃木県真岡市生まれ。NSC東京11期生。栃木県の住みます芸人として11年5月から活動している。毎日午後10時からYNN(よしもとネタネットワーク)栃木チャンネル(http://www.ynn47.jp/tochigi/)をユーストリームで生配信中。

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