M-1グランプリ2024 決勝戦
決勝戦 FIRST ROUND 前半戦 1~5組目
12月22日(日)放送分
久住昌之さん原作、谷口ジローさん作画のグルメマンガを俳優の松重豊さん主演で実写化した連続ドラマ「孤独のグルメ」(テレビ東京系)の「Season3」が放送中だ。大食漢の主人公・井之頭(いのがしら)五郎を演じる松重さんが、ただひたすら一人でおいしいものを食べ続ける姿を描くドラマで、12年1~3月のSeason1、同年10~12月のSeason2に続き、早くも3シーズン目に突入した。同ドラマがインターネットを中心に話題を集めた理由について、同局の川村庄子プロデューサーは「リアリティーを含むドラマがウケたのかもしれない」と分析する。リアルさにこだわった撮影や食ドラマの魅力について聞いた。(毎日新聞デジタル)
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
雑誌「週刊SPA!」(扶桑社)で不定期連載中のマンガが原作。輸入雑貨商を営む五郎が、仕事の合間に立ち寄った飲食店で食事をする姿が描かれている。登場する飲食店のほとんどが実在する大衆食堂で、料理に対するうんちくが披露されるわけではなく、五郎の食事シーンと心理描写を淡々とつづっている。ドラマでは、Season2で好評だった甘味処(どころ)のメニューや軽食を食べるシーン、原作者の久住さんがドラマで登場した街のグルメを紹介する「ふらっと QUSUMI」コーナーなども番組内に登場する。音楽は、久住さん率いるバンド「The Screen Tones」が担当している。毎週水曜午後11時58分に放送。
ドラマについて、「食の情報を含めたグルメドキュメンタリードラマ」と表現した川村プロデューサーは「紹介やタイアップではなくて、本当にリアルにスタッフが街を歩いておいしいというものを、CGなどを足したりせず、リアルに見せたことが真新しいと思われたのでは」と力を込める。
原作との違いは「原作で登場したお店をドラマでは使わないこと」だといい、“ロケハン隊長”と呼ばれる番組の吉見健士プロデューサーを中心に、「平均年齢30代後半くらい」のスタッフたちが毎回地道に店を探している。同局では、情報バラエティー番組「出没!アド街ック天国」などグルメ情報を扱う番組もあるが、他の番組と情報の共有は行わず、「一番はおいしいということ。敷居が高くなく、中年男性の五郎さんが一人で気軽に入れること」などを基準に、スタッフが地道にお店を選択している。
食事シーンでは、松重さんが本当においしそうに食べている表情が印象的だ。「おいしさも五郎さんの反応も“リアル”なものであるべきだ」という考えから、松重さんはテスト撮影では食べずに、本番で初めて料理を食べるという。食事は「お店の方に必ず作ってもらっている」ことから、お店の人が作った出来立ての料理を初めて食べる松重さんの表情が映し出される。食事シーンの撮影は正午をまわることが多いというが、1回の撮影で2~3人前食べるということもあり、松重さんは朝食、昼食を抜いて撮影に臨んでいるという。川村プロデューサーいわく、その日初めて食事をした松重さんは、「相当おいしそうな顔をしている」という。
番組で紹介された店舗は、行列ができたり、お店が混雑するなどの現象も起きている。川村プロデューサーは、視聴者の反応について「単純に『おいしかった』や『松重さんがおいしそうに食べる顔に癒やされる』などがある」という。また、食ドラマの魅力について、「一番身近な癒やしなんだろうと思う」と話し、「おいしいものをおいしそうに食べる。作りものじゃない顔でうれしそうに食べる。松重さんが五郎さんになって食べるというのがリアルに伝わっている」と力説する。
現場のスタッフたちは「ファミリーのよう」と表現する川村プロデューサーは「これからも自分たちが面白いと楽しみながら突き進んでいることを大切にしたい」と前向きだ。「Season4」については「まずは今のSeason3ですが、今後応援いただければ可能性はあります」と続編に含みを持たせた。
悪役商会の会長・八名信夫さんが、12月23日午後9時から放送されるBS12 トゥエルビの番組「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん~昭和の大先輩とおかしな2人~」に出演。名悪役として劇中で殺…
俳優の山本千尋さんが、2025年7月にテレビ大分で放送を予定している時代劇「はぐれ鴉」に出演することが明らかになった。本作は、TOS開局55周年を記念した時代劇ドラマで、山本さん…
お笑いコンビ「とんねるず」による新春恒例の特番「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」(テレビ朝日系、2025年1月2日午後5時)のサッカー対決に、“キングカズ”こと三浦知良選手が登…
2024年12月23日 18:00時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。