ぴなメイドな生活:オカマバーをイベントで

 
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 お久しぶりです! ぴなメイドのベアです(*´ω`*) 今回は、先日大好評につき、なんと3度目の開催を迎えましたイベント「オカマバー BAR森野」についてご紹介しようと思います♪

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 「オカマバー BAR森野」とは、わたくしベアが発案し企画したコスプレイベントです。私自身が「オカマちゃん」の姿にふんし、妖精さん(キッチンさん)に女装をしてもらいもちろんみんなオネエ言葉を話し、私ベア、妖精さん手作りのお料理とおいしいお酒(ソフトドリンクでも大歓迎♪)などをカウンター越しに楽しんでもらうというイベントです(*´▽`*)

 なぜこのような企画をしたのかといいますと、これは私が大好きなバラエティー番組がきっかけだったのですが、それは「戦国鍋TV ~なんとなく歴史が学べる映像~」という番組の「うつけバー NOBU」というコーナーでした♪

 そのコーナーでの「NOBUママ」、もとい信長は過去に戦国武将であった自分を捨て、とある歓楽街で一軒のバーを営んでいます。今やオカマとして生きる信長は日ごろお店に来るお客の愚痴を聞きながら過去の、戦人であった自分の昔話を聞かせてやるのでした。

 そのオカマ姿のNOBUママはひげに赤いマントという何とも強烈な姿で登場するのですが、回を追うごとにNOBUママの見せる切なげな表情や哀愁漂う姿に私はとてつもない妖艶さを感じるようになりました……!

 元々、歴史上の信長が好きだった私はこの奇天烈なパラレルワールドにもうどっぷり! 最愛のみっちーの裏切りや仲間との別れに思わず涙ぐむ姿は信長ファンの私の心を激しく揺さぶりました!(T▽T)

 っと、話がそれましたが(笑)。そのNOBUママに憧れて「私もオカマになってみたい……!」と思い立ったのがこのイベントの始まりでした。元々今、流行の「男の娘」になってみたい(外見は女の子のままで性別だけ男に……というなんとも複雑な願望^^;)と思っていた私はやや形はちがっていますがなんとなく自分の夢のひとつをかなえることになったのです……♪

 まずは、本物のオカマバーのスタッフの方の技術を学ぶべく、いざ新宿2丁目へ! 私自身初めてオカマバーに行ったのですが、そこで接客してくださったスタッフの方の温かくフレンドリーな会話に緊張していた私たちでしたが、すぐにその場になじむことができました。さっそくそのお店のママに事情を説明し、どうしたらオカマになれるのか教えていただくことになりました! 「まず、リアクションは大きく! 女の子は普通に可愛くしてるだけじゃだめよ! 大胆にね!」。女性である私がオカマになりたいという奇妙な相談にも、そのような調子でママは真剣にオカマになる方法を教えてくださり私は至極感動しました(T▽T)。そして、なんといってもテレビで見ていたNOBUママのような妖艶さと上品さに、私はついうっとりとし、オカマへの憧れを強くしていきました。

 それから、私はオカマに見えるようなメークを練習したり、オネエ口調を練習したり、当日出すためのメニューやグッズを考えたり、ドレスを用意したり! 一緒にオカマバーをやってくれるメイドや妖精さんももちろんオカマになりきるのは初めてで、みんなそれぞれのオカマ像を目指して工夫をこらし、皆の力を借りながら、とうとう「オカマバー BAR森野」の当日を迎えることができたのです…!

 私は紫の派手なドレスに肩にはストールをかけ、濃いメイクにひげを描いて、「いらっしゃ~~~い!」と、開店と同時に皆そろいのあいさつでお客様を迎え入れていきました。皆の変貌を見て笑ってくださる方や、戸惑いつつも私たちが用意した料理を食べてくださる方、つられてオネエ口調になる方など、お客様が増えていき、最初は不安でいっぱいだった気持ちも、お客様の「ママ!」という呼びかけに私の心は次第に「ベアママ」になりきっていきました。いつもはメニューにないお酒やオカマ手作りのお料理と、ちょっと毒舌なおしゃべりをしながら過ごす空間は、いつもはメイドカフェであるはずのその場所はまた別の異世界になっていきました。

 私のオカマになりたいという願望から実現したイベントでしたが、結果たくさんのお客様が来てくださり驚きとうれしさがありました。ひげを描いた私の顔を見て笑ってくださったり、「あらやだ!もう帰っちゃうの!?また来てよね!」とお声掛けすれば「また来るよ!」と言ってくださったりしたことに本当にこのイベントをやってよかった!と思わせていただきました。他のBAR森野のメンバー(クラリスちゃん、ドカベンちゃん、レバニラちゃん)もそれぞれオカマになりきる楽しさを感じてくれたように思います♪(笑)

 このイベントを通して、私はさらに妖艶で面白くて素敵なオカマになりたいと思うようになりました!できればこれからも皆さんに愛されるオカマになれるように自分の中の「ベアママ」を磨いていきたいと思います☆ミ そして皆様もぜひ一度は、「オカマバー BAR森野」に遊びに来ていただければと思います! いつもとはちょっと違ったおしゃべりや、お酒やご飯をオカマたちと楽しんでみませんか?

 「待ってるわよ~~!」(ベアママより)

 ◇著者自己紹介

 人食いクマにご用心! 油断してると食べちゃうぞ? にんげんの世界はまだまだふしぎがいっぱい! ご主人様、お嬢様方にたくさんの愛と勇気をぷれぜんとできる立派なメイドを目指し秋葉原で奮闘中!

※不特定多数のお客様との会話で、あくまでもメイドカフェのイベントです。また、コラム内容のイベント時は、お客様及びスタッフに未成年者はおりません。

 ※このコラムでは、一部特殊な表現が使われていますが、コラムの趣旨に則り、できるだけ原文のままの表現としています。(編集部)

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