2014年3月1日に公開予定の実写版「魔女の宅急便」(清水崇監督)の予告編が10日公開され、本編映像が初解禁された。予告編映像では、新人女優の小芝風花さん演じる主人公の魔女・キキがほうきにまたがって空を飛び回る姿や、尾野真千子さん演じるキキが居候するパン屋・おソノとのやりとりといった劇中シーンが描き出されている。さらに、歌手の倉木麻衣さんが主題歌を担当することも発表され、倉木さん書き下ろしの主題歌「Wake me up」も初公開された。
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公開された予告映像は、満月の夜に、キキ(小芝さん)が相棒のネコ・ジジとほうきに乗って大空へ旅立つシーンからスタート。「やりたいことはどんどんやってみたいの!」というセリフとともに、修業先となる海辺の町コリコで奮闘するキキの姿が描かれる。おなじみの登場人物たちとのやりとりも公開されており、尾野さん演じるおソノや宮沢りえさん演じるキキの母・コキリもセリフを披露。キキが大きな茶色いほうきを折ってしまうシーン、広田亮平さん演じる少年・トンボと人力飛行機のシーン、劇場版アニメでは登場しないが、原作小説から映像化した獣医のイシ先生役を演じる浅野忠信さんの映像も盛り込まれている。
同作への思い入れが深いという倉木さんは、主題歌の歌詞と曲を自らがイメージして書き下ろしたといい、「『どんなことがあっても諦めずに、自分らしく頑張っていこうよ』という思いを込めて歌詞を書きました。サウンド的にも、キキちゃんがほうきに乗って空をさっそうと飛んでいく。そんな広がる空をイメージして歌わせていただきました」と説明している。倉木さんが映画主題歌として楽曲を書き下ろしたのは、09年発売の「PUZZLE」以来、約5年ぶりとなる。
「魔女の宅急便」は1985~2009年に全6巻が発表された角野栄子さんの児童文学。魔女のしきたりに従って、13歳で親元を離れた魔女・キキの成長を描く。1989年にはスタジオジブリの宮崎駿監督によって劇場版アニメ化され大ヒットを記録した。実写版の映画では、宮沢さんがキキの母・コキリ、筒井道隆さんが父・オキノ、尾野さんが海辺の町コリコでキキが居候するパン屋・おソノ、山本浩司さんがおソノの夫でパン職人のフクオ、広田さんが人力飛行機で空を飛ぶことを夢みる少年・トンボを演じる。(毎日新聞デジタル)
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