坂上忍:“福澤諭吉”と“変人”対談 「明日仕事がなくなってもいい」

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 俳優の坂上忍さんが、28日放送されるテレビ番組「“変人”の正論」(NHK総合)に登場し、明治大学教授の齋藤孝さんが演じる“福澤諭吉”と対談することが明らかになった。日本の近代化に大きな役割を果たした福澤が現代によみがえったという設定で、自らの“暴論”を今の世に体現する著名人3人と対談する。

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 齋藤さんは「学問のすゝめ」「福翁自伝」など、福澤の著書を次々に現代語訳し、“現代の福澤”を自任している。今回の放送では、福澤の「親友なんていらない。人間は所詮ウジムシだ!」という言葉を起点に対談が進められる。歯に衣(きぬ)着せぬ毒舌で注目を集め、著書「偽悪のすすめ」がヒット中の坂上さんのほか、慶応義塾長の清家篤さん、早稲田大学教授の池田清彦さんが登場。福澤の弟子をお笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太さんが演じる。

 坂上さんからは「“毒舌”かどうかは他人が決めること。僕はただ正直でいようと決めただけ」「明日仕事がなくなってもいい」「今の教育は選択の余地がない」「(福澤の時代の)“暗殺”とは、現代における“黙殺”だと思う」「友人とは“結果論”」など、本質を突く言葉の数々が次々に飛び出した。

 対談を終えた坂上さんは「昔の人というか先輩たちの時代の方が、良い意味でも悪い意味でも偏った方々が多かったと思うし、今はその“偏り”が少なすぎると思っているので、すごく元気づけられる対談でした。偏った人と話せたことが楽しかったし、気持ちよかった」と感想を語っている。

 「“変人”の正論 ~福澤諭吉編『親友なんていらない!?』~」はNHK総合テレビで28日午後10時55分~11時20分放送。

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