人気グループ「V6」の岡田准一さんが4日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で行われた主演を務めるNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の第28回「本能寺の変」(13日放送)の完成試写会に、信長役の江口洋介さん、秀吉役の竹中直人さん、家康役の寺尾聰さんと出席した。主役の黒田官兵衛役を演じる岡田さんは前半を振り返り、「愛されるピュアな部分(の官兵衛)を前半でしっかりやってきたつもり」としつつ、「その部分を残しながら、(後半は)悪いこともいろいろあります。心を病みながら、いろんな悪いことをやっていく」とドラマの“後半の官兵衛”に別の面が出てくることを明かした。
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岡田さんは、黒田官兵衛を演じる上で「(作中で)幽閉される前と幽閉後では多少、官兵衛を変えて演じている」と話した。後半の官兵衛については「これから、『俺が官兵衛だ!』というようなものを作らなければいけないと思う。官兵衛を完成させるというところを目指していきたい」と意気込みを語った。
また、「本能寺の変」の黒幕について「僕は官兵衛だと思います」と持論を展開。「(秀吉の、本能寺の変の前からの行動が)攻めるのも遅いし、水攻めには金をかけすぎているし。全部の黒幕だとは思っていないけど、多少はからんでいるのでは」と自身の考えを述べたほか、“より悪い官兵衛”を今後、演じたいかについては「どうでしょうね……。(今でも)最近の大河の主役としてはギリなぐらい悪い顔していると思いますので」と苦笑していた。
ドラマは、戦国時代末期に“天才軍師”と称され、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑に重用され、九州・福岡藩52万石の礎を築いた官兵衛の物語。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送中。13日放送の第28回「本能寺の変」では、ついに光秀が謀反を起こし、信長のいる京都・本能寺に攻め入る。備中高松城を包囲していた官兵衛は天下を揺るがす一大事を知り、知略の限りを尽くした一世一代の大勝負に打って出る……というストーリーが展開される。
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