アメトーーク!
ハーフ芸人~シーズンⅡ~
4月2日(木)放送分
週間平均視聴率21%超えが続き絶好調のNHKの連続テレビ小説「花子とアン」。ドラマも後半戦に入り、吉高由里子さんが演じる主人公・花子(はな)や仲間由紀恵さんが演じる蓮子の恋愛、結婚を巡る物語が盛り上がりを見せている。同局の加賀田透チーフプロデューサー(CP)は好調の理由を「ヒロインの吉高さんのお芝居とそれを囲む多彩なキャラクターにファンがついてきていることが大きい」と話す。中心人物の好演もさることながら、個性的な脇役陣の活躍も光る「花子とアン」について、登場シーンは多いものの人物相関図には出てこない知る人ぞ知るキャストにスポットを当て、その横顔に迫った。
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ドラマは、「赤毛のアン」などを翻訳した主人公・花子(はな)の明治・大正・昭和にわたる波瀾(はらん)万丈の半生を、「Doctor−X」(テレビ朝日系)などの中園ミホさんの脚本で描く。原案は、花子の孫・村岡恵理さんの著書「アンのゆりかご」。
はなの夫・英治役の鈴木亮平さんやはなの幼なじみ役の窪田正孝さん、石炭王と結婚した仲間さん演じる伯爵家の令嬢・蓮子と道ならぬ恋に落ちる美青年役の中島歩さんなど“イケメン”ぞろいの同ドラマだが、鈴木さん演じる英治の弟ではなの妹・かよ(黒木華さん)に思いを寄せる郁弥も、その好青年ぶりが注目を集めている。洋行帰りで英国で手に入れた小説をはなに贈り、はなが翻訳への情熱を再燃させるきっかけも作ったキーパーソンだ。そんな郁弥を演じるのが「劇団EXILE」に所属する町田啓太さん(24)だ。
町田さんは2010年に第3回劇団EXILEオーディションに合格。一時は劇団EXILEを脱退し、パフォーマーを目指すものの、俳優としての道を進んでいきたいという思いが強くなったことから、12年に劇団EXILEに再加入した。加賀田CPによると町田さんの起用はオーディションで決定したといい、「若い時の篠田三郎さんに似ている。現代のイケメンと呼ばれている人とやや違った持ち味を持っている」とその魅力を表現する。
男性キャストで、もう1人忘れてならないのが、随所で顔を出しているはなの地元・甲府の裕福な地主一家の令息・武だ。武を演じるのは阿部サダヲさんや宮藤官九郎さんが所属する劇団「大人計画」の研究生・矢本悠馬さん(23)。03年に、マンガ家の西原理恵子さん原作の映画「ぼくんち」の一太役で子役デビューし、同年のNHK連続テレビ小説「てるてる家族」ですでに朝ドラも“経験済み”の実力派だ。加賀田CPによると、矢本さんが出演した経緯は、大人の役を決めてから子役を決める通常のケースとは逆で、武の子供時代を演じた子役の高澤父母道(たかざわ・ふぼみち)君(9)が成長した姿をイメージして矢本さんが起用されたという。もちろん見た目だけではなく「何をやっても憎めない。いい味を出している」と矢本さんの演技に太鼓判を押す。
はなと同時に児童文学雑誌が主宰する賞に入賞し、売れっ子作家となった宇田川満代も異彩を放つキャラクターの1人だ。演じているのは女優の山田真歩さん(32)。学生時代は演劇サークルに所属し、大学卒業後は出版社に就職したものの、自主映画への出演と10年に映画「SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム」(入江悠監督)に主演したことがきっかけで本格的に演技の道に進んだ。現在は、満島ひかりさんや東出昌大さんが在籍する芸能事務所「ユマニテ」に所属し、映画やドラマ、舞台など幅広く活躍している。7日に放送された同局の生放送トーク番組「スタジオパークからこんにちは」に町田さんとともに出演した際は、得意の4コママンガや「今はまっている」という太極拳を披露し、スタジオを沸かせていた。
インターネットを中心に「宇田川先生のモデルは誰だ?」という話題で盛り上がっているが、特定のモデルはいないという。宇田川先生は「当時いそうな作家」をイメージして脚本の中園さんが創作したキャラクターで、宇田川先生のキャラクターが決定したとき、加賀田CPはとっさに山田さんが思い浮かんだという。「(宇田川先生は)本当ははなに嫉妬しているのかもしれない。嫉妬の裏返しで毒舌をはき続ける。一方、はなは宇田川の強烈な才能にあって、創作よりも翻訳の道を歩んでいく……」と宇田川先生ははなにとっても物語にとっても欠かせないキャラの1人だ。
もう1人、強烈な女性キャラで忘れてならないのは石炭王・嘉納伝助の家に仕える女中頭のタミだ。タミを演じるのは筒井真理子さん(51)で、早稲田大学在学中に鴻上尚史さん主宰の劇団「第三舞台」で初舞台を踏み、以後、看板女優として活躍してきたベテランだ。筒井さんははなの実家・甲府出身ということで、当初は「甲府にゆかりのある役を」と加賀田CPは考えていたというが、最終的にタミ役で出演することになった。「蓮子の敵役だけれど、可愛らしさも備え、敵役として不足のないたたずまい、存在感を出している人」として抜てきされた。
加賀田CPは「花子とアン」のキャストについて、「台本で描かれている以上に俳優たちがキャラクターに命を与えてくれている」と手応えを感じているようだ。高視聴率ドラマを支える俳優陣の今後の演技に注目したい。
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2026年04月04日 07:00時点
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