伊勢谷友介:哲学者・吉田松陰に心酔もセリフの多さにひと苦労 大河ドラマ「花燃ゆ」

吉田松陰の墓参りをする伊勢谷友介さん
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吉田松陰の墓参りをする伊勢谷友介さん

 2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」に、吉田松陰役で出演する伊勢谷友介さんが26日、松蔭の命日(27日)にあわせて東京都・世田谷区の松陰神社を訪れた。伊勢谷さんは、松陰について「先生は激しさのなかに優しさがあって、時に激烈なことをおっしゃられているが、大事な言葉をたくさん残している。もし先生が現代に生きておられたら、次の人類の在り方を聞いてみたい」と目を輝かせながら語ったが、8月に山口・萩でのロケで始まった撮影については「哲学者の部分がフィーチャーされている分、セリフが多くて苦労しています」と明かした。

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 この日は、神社内にある松陰の墓参りも行い、墓前では「先生の意思がこの時代にも生きるように一生懸命やらさせていただく所存です」と決意を新たにしたという伊勢谷さん。制作統括の土屋勝裕チーフプロデューサーの「今日は伊勢谷友介さんのお墓参りに集まっていただきまして」とのあいさつの言葉に、伊勢谷さんが「僕の墓参りじゃないですよね? 先生の(墓参り)ですよね」と慌てる一幕も。伊勢谷さんは「先生が生きておられたら、きっとこうだったろうなって想像を膨らませながら演じさせていただいている。天国の先生もきっと共感していただけるのでは」と自信を見せた。

 「花燃ゆ」は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰の妹・文が主役のオリジナル作品。文は長州藩の尊皇攘夷(じょうい)派の中心人物・久坂玄瑞(くさか・げんずい)と結婚し、久坂が死去した後は、群馬県初の県令(現在の県知事)の楫取素彦(かとり・もとひこ)と再婚した人物で、ドラマでは動乱の幕末の長州で、困難を乗り越えて、まっすぐに生きた文の生涯を描く。文を井上真央さん、久坂玄瑞を東出昌大さん、小田村伊之助(楫取素彦)を大沢たかおさん、高杉晋作を高良健吾さん、伊藤博文を劇団ひとりさんが演じる。

 脚本は、ドラマ「1リットルの涙」などの大島里美さんと連続テレビ小説「ぴあの」などの宮村優子さんが担当。音楽は連続テレビ小説「梅ちゃん先生」などの川井憲次さんが手がける。放送は2015年1月4日から。

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