放送中のスーパー戦隊シリーズ「烈車戦隊トッキュウジャー」と前作「獣電戦隊キョウリュウジャー」が共演する「烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE」(渡辺勝也監督)が17日に公開される。今作は、二つの戦隊がスクリーンで共演を果たす「スーパー戦隊VSシリーズ」の最新作。未知のエネルギー体にのみ込まれ、地球に落ちてきた宇宙ステーションから現れた謎の怪人に、トッキュウジャーとキョウリュウジャーが立ち向かう。列車と恐竜の共闘に加え、敵の力で子供の姿にされてしまい変身する“こどもトッキュウジャー”の活躍ぶりが可愛くもカッコいい。また、お笑いコンビ「キャイ~ン」の天野ひろゆきさんが紅蓮神官サマラズ役の声優として出演している。
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謎のエネルギー体にのみ込まれた宇宙ステーションが地球へ落下し、見たこともない怪人が出現。ライト(志尊淳さん)らトッキュウジャーは怪人に戦いを挑むが、攻撃が効かない。すると桐生ダイゴ(竜星涼さん)らキョウリュウジャーが登場し、敵を倒す。敵の正体が悪の創造主デビウスであることを教えられたトッキュウジャーは、キョウリュウジャーと協力して戦おうとするが、シャドー怪人の能力でトッキュウジャーは子供の姿に変えられてしまい……という展開。
恒例のVSシリーズ最新作では、キョウリュウジャーがトッキュウジャーを子供扱いしていると思ったら、敵の能力でトッキュウジャーが子供の姿に変えられてしまうなんて、なかなかユーモラスな展開だ。トッキュウジャーの設定からすれば、子供姿のほうが合っていたりするのだが、オリジナルメンバー全員が子供の姿で変身するのは史上初で、戦隊ファンなら見逃す手はない。さらに各戦隊がそれぞれの敵しか倒せないなど、今まで以上にと協力して戦う意味が強く出ているのも合点がいく。戦闘シーンもバラエティーに富んだ戦い方で胸を熱くさせてくれる。またVSシリーズ恒例の仕掛けはもちろん、意外な展開もあり、見どころ満載だ。久々に見られるキョウリュウジャーの“ブレイブ”な姿がカッコよく、ほんわかした雰囲気を持つトッキュウジャーの持ち味も加わり、どちらの個性も生かされたストーリーで最後まで飽きさせない。新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)
<プロフィル>
えんどう・まさき=ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライターで、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。今年は「VSシリーズ」の第1作から20年目、「秘密戦隊ゴレンジャー」放送から40周年という節目の年なので、いろいろと期待したい。
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