しんがり:山一證券の破綻を連ドラ化 原作者は元巨人・清武英利さん

9月にドラマ化が決まった「しんがり 山一證券 最後の12人」の作者の清武英利さん
1 / 2
9月にドラマ化が決まった「しんがり 山一證券 最後の12人」の作者の清武英利さん

 1997年の山一證券の破綻を描いた連続ドラマ「連続ドラマW しんがり 山一證券 最後の聖戦」が、9月にWOWOWで放送されることが22日、明らかになった。元読売巨人軍の代表兼GMで現在ジャーナリストとして活動中の清武英利さんの著書が原作で、山一證券の自主廃業の発表後に、しんがりとして真相究明と顧客への清算業務を続けた社員の姿を描く。

あなたにオススメ

 原作者の清武さんは「『しんがり』はドラマに向いていないと思っていた。彼らは半沢直樹のようなスーパーマンではなく、何事もなければ他人に知られることもなかった普通のサラリーマンでありOLだから」とコメントしている。原作は2014年度講談社ノンフィクション賞を受賞している。

 清武さんは1950年宮崎県生まれ。立命館大学経済学部卒業後、75年に読売新聞社に入社し、社会部記者。中部本社(現・中部支社)社会部長、東京本社編集委員、編集局運動部長を経て2004年8月から読売巨人軍の取締役球団代表兼編成本部長。11年11月18日に専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任された。

 ドラマの監督は、映画「柘榴坂の仇討」などの若松節朗監督。脚本は「相棒」シリーズを手掛ける戸田山雅司さんが務め、キャストは後日発表される。9月から毎週日曜午後10時に放送予定。

写真を見る全 2 枚

ブック 最新記事