辻井伸行:葉加瀬太郎とテレビ初共演 ラ・カンパネラ&即興曲も披露

テレビ初共演したピアニストの辻井伸行さん(右)と葉加瀬太郎さん=テレビ朝日提供
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テレビ初共演したピアニストの辻井伸行さん(右)と葉加瀬太郎さん=テレビ朝日提供

 ピアニストの辻井伸行さんが、テレビ朝日系で28日放送される特別番組「Qさま!!presents 世界の音楽偉人ミステリー30連発! 葉加瀬太郎の『音楽ハカセ』3時間SP」に出演し、バイオリニストの葉加瀬太郎さんとテレビ初共演を果たしていることが分かった。辻井さんは葉加瀬さんのリクエストに応えてリスト作曲の難易度の高い「ラ・カンパネラ」を演奏するほか、葉加瀬さんをイメージした即興曲も披露する。

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 辻井さんが登場するのは、葉加瀬さんが日本の音楽家を紹介するコーナー。東京都内のコンサートホールで、葉加瀬さんが辻井さんの経歴を映像とともに振り返りながら“スゴさ”を紹介。辻井さんの名を世界に知らしめた「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」優勝時の演奏曲「ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番」にまつわる秘密も明かされる。さらに辻井さんは「今日はサプライズで葉加瀬さんをイメージした曲を演奏します!」と宣言し、即興曲を披露。葉加瀬さんは「僕の爽やかな部分を曲にしてくれた」と感謝した。

 葉加瀬さんのラジオ番組に数回ゲスト出演している辻井さんだが、2人が初めて会ったのは辻井さんが子供の頃にさかのぼる。自らのコンサートの楽屋で対面したという葉加瀬さんは「鮮明に覚えています。すごい子がいるという話は耳にしていました」と明かしつつ、現在の辻井さんについて「自らの演奏でお客さんを楽しませる、それを仕事として毎晩こなすとなるとプロとしての意識が違ってくる。まだ若いですが、自信が年々増してきているのではないか。貫録がすごいですよね」と語っていた。

 一方、辻井さんが番組出演を決めた背景には、葉加瀬さんを尊敬していたことはもちろん、ピアニストの故ヴァン・クライバーンさんの「クラシック音楽に関心がない方々にもコンサート会場に足を運んでもらえるような、人間的にも音楽的にも魅力ある演奏家になりなさい」という言葉があったといい、「クラシック音楽というとどうしても格調が高くて堅苦しいイメージがある。皆さんには少しでもリラックスして、楽しんで聴いていただきたいと思います」と語っている。

 特別番組「Qさま!!presents 世界の音楽偉人ミステリー30連発! 葉加瀬太郎の『音楽ハカセ』3時間SP」は28日午後7時から放送予定。

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