栗山千明:タランティーノ監督の“脚フェチ”ぶり明かす 「最後まで悩んで……」

映画「ヘイトフル・エイト」のトークイベントに登場した栗山千明さん
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映画「ヘイトフル・エイト」のトークイベントに登場した栗山千明さん

 女優の栗山千明さんが15日、東京都内で行われたクエンティン・タランティーノ監督の最新映画「ヘイトフル・エイト」のトークイベントに登場し、監督の「脚フェチ」ぶりを明かした。

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 タランティーノ監督の「キル・ビルvol.1」に出演し、女子高生の殺し屋役で、制服に身を包み激しいバトルを繰り広げた栗山さんは「私は制服姿だったんですが、(タランティーノ監督が)最後まで悩んでいたのが、靴下と靴。試作品としてローファーの靴を作ったり、靴下の色で悩んでいましたが、結局は、(演出上で)血がにじむのが分かる白の靴と靴下になりました」と脚への偏愛ぶりを明かした。

 イベントには、最新作「ヘイトフル・エイト」で美術監督を務めた種田陽平さんも出席。「キル・ビルvol.1」にも参加しており、タランティーノ監督の脚フェチについて「栗山さんたちが登場するシーンも脚を(アップで)撮っているんですが、何度もアングルを変えてカットを重ねている」と明かすと、栗山さんは「何日撮ったかってレベルです」と苦笑い。

 最新作についても、種田さんは「今回は、荷馬車から次々と客が降りるシーンがあって、朝から役者さん本人の脚だけを撮っているんですが、昼になっても『もう1回!』とやっていました」とその熱の入れようを語り、美術で「一番こだわっていたのは踏み台のデザイン」と舞台裏を明かしていた。

 「ヘイトフル・エイト」は、雪山のロッジを舞台にした密室ミステリー。吹雪で足止めを食らい、一夜をともにすることになった8人の間で、殺人事件が起こる。お互いを探るため、他愛のない会話をかわすうち、それぞれの素性が少しずつ明らかになり、過去がつながり始める……というストーリー。第88回アカデミー賞の3部門にノミネートされている。27日公開。

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