ファッション誌「non-no(ノンノ)」(集英社)の専属モデルで女優の遠藤新菜さんが出演する映画「無伴奏」(矢崎仁司監督)が、26日に公開される。同作では1970年前後のレトロなスタイルで、コケティッシュな少女を演じた遠藤さんに、普段のファッションやメーク術を聞いた。
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映画は、直木賞作家・小池真理子さんの半自叙伝的小説が原作。1970年前後の仙台を舞台に、クラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」で出会った男女4人の激しい恋と青春を描くラブストーリー。主人公の響子を成海璃子さん、響子が恋焦がれる渉を池松壮亮さん、渉の友人・祐之介を斎藤工さんが演じ、遠藤さんは祐之介の恋人・エマ役で出演している。
今回、演じたエマについて「パワフルな女の子で、型破りなせりふが多かったので、今の時代にいても、きっとあのままなんだろうなって(いうキャラクター)。だから、昔の設定でも、こういうふうに演じなきゃ、という気負いはありませんでした」といい、「当時の時代性をファッションで見せたいと思いました」と続ける。
1970年前後の若者を具現化するため、劇中では、当時流行していた英国モデルの「ツイッギーなどを参考にした」といい、ベリーショートの髪に、カラフルなミニ丈ワンピースというファッション。「用意していただいたものの中から、私の意見も反映していただきました」とファッションへの思い入れもひとしおだ。
今回のインタビューにも、レトロ感漂うスタイルで登場した遠藤さん。普段のファッションについても「エマのような、レトロなファッションに注目しています」と語り、「例えばカラフルなタイツに、形がきれいで襟の大きいワンピース。それから太いベルトだったり、ハイウエストのものだったり……」と具体的なイメージを語る。
「普段は、カジュアルからハイファッションまで、いろいろな洋服を楽しんでいますが、『ちょっとこれ大丈夫かな?』っていうアイテムに挑戦するのが好きですね。持っている服でコーディネートするのではなく、選んだ服に自分を合わせていく……という感じ。今は、ファーの小物にも注目しています。シューズなどにちょっとポイントで付いていたり」と自身のブームを明かす。
また、メークは「ベースとまゆ毛をしっかり整える」のが遠藤さん流。「撮影後に一気に肌が荒れてしまったので、スチームを買って、基礎化粧品も気合いを入れて新しいものを一気にそろえました。乾燥肌なので、ベースには一番時間をかけます。まゆ毛は薄いので、(伸ばして)毛の量を増やし、ふさっとさせていたので、パウダーをのせてからマスカラを塗っています」とこだわりを語った。
次回は、役作りのために5キロ痩せたというダイエット法などを聞く。
<プロフィル>
えんどう・にいな。1994年生まれ、東京都出身。2013年に「海にしずめる」で映画初出演にして主演デビューを果たす。映画出演作に、「Starting Over」(14)、「白魔女学園 オワリトハジマリ」(15)、「やるっきゃ騎士(ナイト)」(同)などがある。14年に、第45回「non-no」モデル・オーディションで準グランプリを受賞し、現在は同誌の専属モデルとしても活躍している。
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