ももクロ・百田夏菜子:「女優として魅力ある」 次期朝ドラプロデューサーが語る起用理由

次期朝ドラ「べっぴんさん」に出演する「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子さん=NHK大阪放送局で
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次期朝ドラ「べっぴんさん」に出演する「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子さん=NHK大阪放送局で

 「ももいろクローバーZ」(ももクロ)の百田夏菜子さんが、今年10月にスタートする芳根京子さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「べっぴんさん」に出演することが16日、発表された。制作統括の三鬼一希チーフプロデューサーは百田さんの起用理由を「ももクロの百田さんではない部分、明るく楽しくだけではない部分がある。一人の女優としてすごく魅力を感じる人。一見、ムードメーカーなんだけど……という『……』の部分を演じてもらえると思う」と語った。

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 「べっぴんさん」は、95作目の朝ドラ。神戸市に本社を置く子供服のメーカー「ファミリア」の創業者の一人、坂野惇子さんをモデルにしたヒロイン・すみれの物語。戦後の焼け跡の中、娘や女性のために、子供服作りにまい進するヒロインと家族の姿が描かれる。脚本はテレビドラマ「名前をなくした女神」「ファーストクラス」(ともにフジテレビ系)などを手がけ、フリーアナウンサーの羽鳥慎一さんの妻としても知られている脚本家の渡辺千穂さんが担当する。

 百田さんが朝ドラに出演するのは今回が初めてで、芳根さん演じるヒロイン・すみれの女学校時代の同級生・多田良子を演じる。すみれと、女優の土村芳(かほ)さんが演じる田坂君枝とともに「手芸俱楽部(クラブ)」を結成して青春時代を過ごし、“生涯の友”となっていく役どころ。

 この日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で行われた会見に出席した百田さんは「Zポーズ」で登場し、いつもの明るい笑顔を見せながらも、ドラマについて聞かれると「心配なことしかなくてドキドキしています」とコメント。芳根さんらと裁縫や、関西弁のレッスンを受けているといい、「みんなで一緒に頑張れるのはすごく心強い」と話した。また自身は左利きだが、ドラマのために右手で裁縫などができるように練習中だといい、「最初の壁。撮影が終わる頃には、右利きになれるぐらい、華麗に右手でいろんなことができるようになれたら」と笑顔を見せていた。

 この日は、ほかにヒロイン・すみれの母役を菅野美穂さん、父を生瀬勝久さん、姉を蓮佛美沙子さん、すみれの幼なじみを高良健吾さんが演じ、お笑いトリオ「ネプチューン」の名倉潤さん、谷村美月さん、市村正親さん中村玉緒さんが出演することが発表された。放送は、10月3日から17年4月1日まで、全151回を予定。

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