日曜劇場:寺尾聰主演の「仰げば尊し」が7月スタート 弱小吹奏楽部の奇跡描く

「仰げば尊し」で主演を務める寺尾聰さん(C)TBS
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「仰げば尊し」で主演を務める寺尾聰さん(C)TBS

 俳優で歌手の寺尾聰さんが、7月からTBS日曜午後9時のドラマ枠「日曜劇場」でスタートする「仰げば尊し」で主演を務めることが3日、分かった。弱小吹奏楽部が、事故の後遺症で音楽に背を向けていた元サックス奏者の教師の下で頂点を目指す姿が描かれる。寺尾さんが日曜劇場で主演を務めるのは約28年ぶりで、多部未華子さんや石坂浩二さんも出演する。「ROOKIES」「JIN-仁-」「とんび」「天皇の料理番」などの平川雄一朗さんが監督を務め、「ROOKIES」「南極大陸」などのいずみ吉紘さんが脚本を手がける。

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 元サックス奏者の教師・樋熊迎一を演じる寺尾さんは「今回、共演する若い俳優は、みんな意欲が顔に表れています。それがどういうふうに芝居の中に出てくるかが楽しみです。そして、ドラマのストーリーが進んでいく中で、一話ずつ重ねながら、私の役柄も悩んで築き上げていきたいと考えていますし、これからどういうエピソードが出てくるかとても楽しみにしています」とコメントを寄せている。

 迎一の娘・奈津紀を演じる多部さんは、初共演の寺尾さんについて「とても気さくな一方で、シーンごとの背景や人物の感情に対する探求心がすごくある方だと感じました。そんな寺尾さんについていけるよう、私も解釈する力と理解力を持ってカメラの前に立ちたいです」と話している。また、ドラマを手がける佐藤善宏プロデューサーは「夏のドラマにふさわしい情熱的なドラマをお届けできるよう、全力で見てくださる方たちと向き合っていきたいと思います」と意気込んでいる。

 「仰げば尊し」は、1980年代に神奈川県立野庭高校を全国有数の吹奏楽部の強豪校に育てた中澤忠雄さんの実話をモチーフとしたドラマ。事故の後遺症で音楽に背を向けていた樋熊迎一が、荒廃した高校で夢を失った問題児と真正面から向き合う姿が描かれる。生徒役として佐野岳さんや真剣佑さん、村上虹郎さん、北村匠海さん、太賀さんらが出演する。

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