俳優の桐谷健太さんが19日、東京都内で行われた映画「ターザン:REBORN」(デビッド・イェーツ監督、7月30日公開)の公開アフレコイベントを行った。auのテレビCM「三太郎」シリーズの“浦ちゃん”こと浦島太郎役でも大人気の桐谷さんは、「なんかトリッキーな役ばかり(笑い)。森であったり海であったり、役者冥利(みょうり)に尽きます」とターザンを演じる喜びを笑顔で語り、「次は……星とか月とかかな」と思いをはせていた。
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映画は、これまでさまざまなメディアで映像化されてきた「ターザン」を、「ハリー・ポッター」シリーズ後半の4作品を手がけたイェーツ監督が、新たなターザン像で描く。英国貴族であるターザンが、あるわなでさらわれてしまった妻・ジェーンを救うため、再びジャングルへと足を踏み入れ、野性に目覚めていく……というストーリー。アレクサンダー・スカルスガルドさん、マーゴット・ロビーさん、サミュエル・L・ジャクソンさんらが出演する。
従来のターザンのイメージを覆す、英国貴族でイケメン過ぎるターザンの声を日本語吹き替え版で担当した桐谷さんは、「感情だけでもだめだし、言葉を置いてしっかり言いにいくことが必要なときもあるなど経験したことがないことばかりで、(声優が)こんなにも奥が深いとは思いませんでした」とアフレコを振り返り、「本当に勉強にもなりましたし、もっともっとやっていけたらうれしい」と目を輝かせた。
オファーを受けた翌日に快諾したといい、その理由を「ターザンですから。声優のお仕事は初めてですが、誰もが知っている大役をやらせていただくことはすごく感激」と喜びを表現し、アフレコを自己採点して「出せるものは出したというか、やり切ったので100点をあげたいですが、それは見てくれた方が決めること。自分としては100%の力は出しました」と充実感をにじませた。
普段は関西弁を話す桐谷さんは、「そこは、もし出てしまったら録(と)り直します。『ジャングルちゃうんかい』とか、ターザンが関西弁だったらおかしい(笑い)」といい、「(ターザンが関西弁で話したら)ジャングルはジャングルでも、大阪の“コンクリートジャングル”になってしまいます」とちゃめっ気たっぷりに話して笑いを誘った。そして、「皆さん知っているターザンとはひと味違って、暑い夏にぴったりのキンキンに冷えた爽快感のあるスタイリッシュアクションとなっています!」と作品を力強くアピールした。映画は7月30日公開。(遠藤政樹/フリーライター)
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