WOWOWは「WOWOWオリジナルドキュメンタリー」枠として、「ノンフィクションW」と「国際共同制作プロジェクト」の2番組を両輪に、国内外のさまざまなテーマを扱ったオリジナルのドキュメンタリー番組を放送している。7月30日午後1時からWOWOWプライムで放送される「ノンフィクションW 独立系映画が映す中国~女性監督ホアン・ジーの闘い~」の番組プロデューサーを務めるWOWOW編成局ロサンゼルス駐在員事務所の須川賢一プロデューサーに、番組の魅力を聞いた。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
公開に対し検閲があるなど、映画での自由な表現を規制されている中国では、海外での上映や映画祭の出品を目的に自主制作で映画を作る映像作家たちがいます。そんな独立系映画の世界で活躍する若手女性監督で、世界から注目を集めるホアン・ジーの新作撮影に密着した番組です。
その巨大な市場から世界の映画産業から注目を集める中国で、今なお“検閲”という制度が存在するという事実に強烈な印象を受けたのと、そんな状況にもかかわらず、自由な表現にこだわり、逆境に立ち向かいながらも映画を撮り続ける映像作家のモチベーションが何なのか知りたかったからです。
他国の国家的な事情を取り扱う内容なので、さまざまなことに対し、いつも以上に慎重に取材を行ってもらいました。
事情によりホアン・ジーの新作の撮影期間が何度も延びてしまい、結局企画が通ってから放送まで2年かかってしまったことです。その期間私も異動するなど、予想よりはるかに長くかかわることになりました。延期の話が出る度に、一体いつ番組が完成するのか気が遠くなる思いでした。
インタビューでホアン・ジーに映画を撮る理由を語ってもらったのですが、彼女の言葉に心を揺さぶられました。つらい事実なのですが、そこから逃げず立ち向かう選択をした彼女の言葉には、信念と覚悟を持つ者の重みがこもっていると思います。
国家がシステムとして自由な表現を制限するという現実、そのような状況だからこそより熱く燃える映像作家の魂を、ホアン・ジーから見ることができました。ぜひご覧ください。
WOWOW 編成局ロサンゼルス駐在員事務所 プロデューサー 須川賢一
ゲームやアニメなどが人気の「ウマ娘 プリティーダービー」の初となる劇場版アニメ「劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』」(山本健監督、5月24日公開)と、映画「ゴジラ …
俳優の高橋一生さんと飯豊まりえが5月16日に結婚を発表したことを受け、2人が共演した映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(2023年)の公式X(旧ツイッター)が反応。
人気ドラマ「あぶない刑事(デカ)」シリーズの約38年の歴史を深掘りする証言集「あぶない刑事インタビューズ『核心』」(立東舎)が5月16日に発売された。シリーズ最新作となる映画「帰…