芳根京子:「とと姉ちゃん」高畑充希から“バトン” 次期朝ドラへ決意新た「最後まで走り抜きたい」

高畑充希さん(右)から朝ドラの“バトン”を受け継ぐ芳根京子さん
1 / 1
高畑充希さん(右)から朝ドラの“バトン”を受け継ぐ芳根京子さん

 NHK連続テレビ小説朝ドラ)の“バトンタッチセレモニー”が20日、NHK大阪放送局で行われ、放送中の「とと姉ちゃん」のヒロイン・小橋常子役の高畑充希さん、10月3日スタートの「べっぴんさん」でヒロイン・坂東すみれを演じる芳根京子さんが出席。週間平均視聴率が初週から24週連続で20%(関東地区、ビデオリサーチ調べから算出)の大台超えと好調の「とと姉ちゃん」の後を引き継ぐ芳根さんは、この日のために用意された「朝ドラバトン」を高畑さんから受け取ると、「本当に引き継がないとって気持ちになりました。精いっぱい引き継げるよう、精いっぱい頑張りたい」と力を込め、「最後まで走り抜きたい」と決意を新たにしていた。

あなたにオススメ

 セレモニーでは、花束とともにドラマにゆかりのある品々の交換も実施。子供服作りにまい進するすみれを演じる芳根さんは、撮影にも参加している神戸の職人たちに協力してもらいながら一生懸命縫い上げたというブックカバーを、女性たちの暮らしを守り、豊かにしたいと女性向けの雑誌を創刊したジャーナリストの常子を演じた高畑さんは万年筆を互いに贈り合った。

 芳根さんは万年筆を手に「台本とか、大切な人へのお手紙とか、思いを込めて書く時に使わせていただきます」とにっこり。一方、高畑さんはブックカバーを興味深そうに開くと「名前入っているんで、これ私しか使えないから、うれしいです。すぐ次の台本で使います。ありがとう!」と声を弾ませた。

 「とと姉ちゃん」は94作目の朝ドラで、生活総合誌「暮しの手帖」創業者の大橋鎮子の軌跡をモチーフとしたドラマ。11歳で父を亡くしたことを境に家族の父代わりとなった常子が浜松から上京し、女性向けの雑誌を創刊。高度経済成長期を生きる女性に支持されていく……というストーリー。最終回は10月1日に放送される。

 「べっぴんさん」は、95作目の朝ドラ。神戸市に本社を置く子供服のメーカー「ファミリア」の創業者の一人、坂野惇子さんをモデルにしたヒロイン・すみれの物語。戦後の焼け跡の中、娘や女性のために、子供服作りにまい進するヒロインと家族の姿が描かれる。10月3日スタートで全151回を予定。

 朝ドラは、NHK総合で月~土曜午前8時ほかで放送。

テレビ 最新記事