女優の沢口靖子さんや長澤まさみさんらを輩出してきた第8回「東宝シンデレラ」オーディションのグランプリ発表会が13日、東京都内で行われ、大阪府出身の福本莉子さん(15)がグランプリに輝いた。第7回で審査員特別賞を受賞した女優の上白石萌音さんがプレゼンターを務め、「名前が呼ばれるのを聞いていて胸がいっぱいになった」と感激。第7回で東宝シンデレラに選ばれた上白石萌歌さんも「おめでとうざいます。なぜか感極まって泣いてしまった」と明かした。
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萌音さんは「新しい星が生まれた瞬間なんだなって。私も5年前に審査員特別賞をいただいて、その日から世界がどんどん広がった。楽しいこと、うれしいこと、時には苦しかったり、悔しかったり。でもそういう時に心を支えてくれたのはこの瞬間の幸せな気持ちだったり、胸の高鳴り。今の気持ちを宝物にしてずっとこれから一緒に頑張りましょう」と“後輩”にエールを送った。
発表会には、同じく第7回審査員特別賞を受賞した山崎紘菜さんもプレゼンターとして登場。福本さんを祝福した山崎さんは「こんなに可愛い後輩ができて、私もうれしい気持ちと同時に、背筋がピンと伸びる気持ちになっている。同じ“シンデレラ”として一緒に切磋琢磨(せっさたくま)し合えれば」と語っていた。
「東宝シンデレラ」オーディションは、1984年に東宝の創立50周年の記念イベントとして開催。これまで、今回は2011年に開かれた第7回以来、約5年ぶりの開催で、応募総数9508人の中から面接審査などを経て、福本さんがグランプリに選ばれた。福本さんには、同オーディション史上最高額となる賞金300万円が贈られたほか、集英社原作の東宝配給作品での映画デビューが約束されている。
また、審査員特別賞には柿澤ゆりあさん、鈴木陽菜さん、神谷天音さん、井上音生さんが選ばれ、東宝製作アニメ作品に主題歌アーティストとして参加できるアーティスト賞は崔愛花さんが受賞した。