この世界の片隅に:興収4.5億円、動員32万人突破 勢い止まらず

「この世界の片隅に」の一場面(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
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「この世界の片隅に」の一場面(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 こうの史代さんのマンガが原作の劇場版アニメ「この世界の片隅に」(片渕須直監督)の興行収入が4億5000万円を超え、観客動員も32万人を突破したことが分かった。公開当初は63館という小規模公開だったが、年末年始に向けて順次上映劇場を拡大しており、累計で約180館での上映を予定しているという。

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 3、4日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、同作の週末の興行収入は約6791万円、動員は約4万6000人で、4位にランクインした。前週の6位からランクアップし、興行収入は前週比104%となった。

 「この世界の片隅に」は、「漫画アクション」(双葉社)で連載され、2009年に「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞したマンガ。戦時中、広島・呉に嫁いだ18歳のすずの生活が、戦争の激化によって崩れていく様子が描かれた。劇場版は、女優ののんさん(能年玲奈から改名)がすずの声優を務めていることも話題になっている。

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