吉高由里子:他のキャストに「全然親近感が湧かない」

映画「ユリゴコロ」のキックオフ会見に登場した吉高由里子さん
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映画「ユリゴコロ」のキックオフ会見に登場した吉高由里子さん

 女優の吉高由里子さんが9日、東京都内で行われた主演映画「ユリゴコロ」(熊澤尚人監督、9月23日公開)キックオフ会見に共演の松山ケンイチさん、松坂桃李さんらとともに登場。映画は吉高さん、松山さんらが登場する「過去」と、松坂さんらが登場する「現代」が交わりながら展開していく内容で、過去編と現在編の撮影は別々に行われたといい、吉高さんは「今こうやって並んでいるんですが、(現在編のキャストには)全然親近感が湧かない」と語って笑いを誘った。

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 吉高さんとともに過去編に出演した松山さんは、過去編が現代編より先に撮影されたことを明かし、「最初に撮っているので楽ですよね。現代の方々のほうが答えを与えられるので難しいと思うんですけど、こっちは好き勝手やってたような気がします」と振り返ると、現代編に出演した松坂さんは「僕は過去(を描いた映像)は見ませんでした。(過去編の台本を見て)これはどういう撮り方をして、どういうシーンになっているんだろうなとワクワクしながら作品に臨みました」と語っていた。

 会見には、出演者の佐津川愛美さん、清野菜名さん、木村多江さん、熊澤監督も出席。昨日すべての撮影が終了したばかりだという吉高さんは「昨日撮り終わって、本当に2カ月後に公開できるのかっていう……。『大丈夫? 何か手伝う?』っていう(感じ)」と心配しながらも、「そこは熊澤監督がピシャっと決めてくれると思うので、仕上がりがとても楽しみです」と公開に期待を寄せていた。

 映画は、沼田まほかるさんの人気ミステリー小説「ユリゴコロ」(双葉社)が原作で、ある一家で殺人を犯した女性の半生をつづった一冊のノートが見つかったことをきっかけに、出会うはずのなかった者たちが結びつけられ、翻弄されていく……という内容。吉高さんは数奇な人生をたどるヒロインの美紗子役で、殺人を犯す女性という役どころに「そういった役を今までやってこなかったので、すごく興味が湧いて、ぜひやってみたいなと思って挑みました」と明かした。

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