芸能プロダクション「ホリプロ」が主催する新人発掘オーディション「第42回ホリプロタレントスカウトキャラバン」の決選大会が29日、東京都内で開かれ、3万6504人の中から沖縄県出身のアルバイト、定岡遊歩(さだおか・ゆうほ)さん(21)がグランプリに輝いた。男女混合開催では初めての男性グランプリとなった定岡さんは、涙ぐみながら「人生で初めて一番をいただけたことに感謝しています」と語った。
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定岡さんは、ホリプロとの専属契約が決定し、賞金100万円を獲得した。定岡さんは1996年7月21日生まれ、身長172センチで特技はピアノ。
「ホリプロタレントスカウトキャラバン」は、1976年に開催され、第1回グランプリの榊原郁恵さんをはじめ、山瀬まみさんや深田恭子さん、石原さとみさん、綾瀬はるかさんら多くの女優やアイドルを輩出している。今回は「気になるあの子」をテーマに、女性だけでなく20年ぶりに男性からも募集したことも話題になった。応募資格は中学3年生から22歳までの未婚の男女で、国籍は不問。ウェブの1次審査を経て、7・8月に全国9都市で2次審査を開催、9月に東京で3次審査を実施して、決勝に進む10人を決めた。
この日の決勝には女性6人、男性4人の計10人が出場し、バレエやピアノ演奏、一輪車乗り、バスケットボール、殺陣などの特技を披露して自己PRを披露したほか、ウオーキングやパフォーマンスの審査などが行われた。急きょ設けられた特別賞には、広島県出身の大学3年、井上祐貴さん(21)が選ばれ、グランプリ、特別賞ともに男性が受賞する結果になった。