女優の松岡茉優さんが30日、東京都内で開催中の第30回東京国際映画祭で、コンペティション部門に出品されている初主演映画「勝手にふるえてろ」(大九明子監督、12月23日公開)の舞台あいさつと会見に登場した。松岡さんは「初主演ということで、ほぼ全シーンで自分が出ている。私は子役からやっていますが、憧れの時間だった。撮影しているときはぎゅっと殻に閉じこもりましたけれど、終わってみるとなんてぜいたくな時間と思いました」と振り返っていた。
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映画は、芥川賞作家の綿矢りささんの小説が原作で、主人公・江藤良香(ヨシカ)の「脳内の片思い」と「リアルな恋愛」の二つの恋の行方を描いたコメディー。松岡さんは、自身が演じる“こじらせ女子”のヨシカについて「普段お芝居をしているときは、誰かと会話をしたり、見てはいけないものを見たりして感情が動くのですが、ヨシカは独り相撲で、感情の起承転結が完結する。長せりふの中で、自分で色や角度、緩急をつけていくのが最初はすごく戸惑ったけど、やっていくうちにだんだん気持ちよさに変わっていった。一人だからこそできる新しいチャレンジだった」と明かしていた。
映画は、中学からの片思いの相手・イチ(北村匠海さん)との思い出に胸をときめかせる24歳・女性会社員のヨシカが、同期の二(渡辺大知さん)から突然告白されるが、タイプでないため乗り気になれず、ボヤ騒ぎをきっかけに「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこう」と思い立ち、同級生の名をかたり同窓会を計画する……というストーリー。
会見には、渡辺さん、北村さん、石橋杏奈さん、大九監督も出席した。渡辺さんは「僕は男ですけれど、ヨシカに共感させられる部分もたくさんあった。ファンタジーな演出の中で、松岡さんが生き生きとリアリティーのある芝居をしていて、それが作品の魅力の一つ」と語り、石橋さんも「私はヨシカに似ているところがある。女性が見て誰しもが見て共感してもらえる作品に仕上がっていると思います」と自信を見せていた。
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