俳優の山田孝之さんと女優の長澤まさみさんが、「銀魂」「斉木楠雄のΨ難(さいきくすおのサイなん)」などの福田雄一さんが監督を務める映画「50回目のファーストキス」でダブル主演することが7日、明らかになった。山田さんと長澤さんが映画で共演するのは「そのときは彼によろしく」(2007年)以来、約10年ぶり。18年6月1日公開。
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映画は、ハリウッド映画「50回目のファースト・キス」(04年、ピーター・シーガル監督)が原案。ハワイのオアフ島でツアーガイドのアルバイトをしながら天文学の研究をしているプレーボーイの弓削大輔(山田さん)は、ある日、カフェで地元の女性・藤島瑠衣(長澤さん)と出会い意気投合するが、翌朝会った瑠衣は、大輔のことをまるで覚えていない。瑠衣は、新しい記憶が一晩でリセットされるという事故の後遺症を患っていた。そんな彼女に本気になった大輔は、毎日“初対面”の彼女をあの手この手で口説き落とす……というストーリー。福田監督が初めて挑む「王道ラブストーリー」だという。
山田さんは「脚本を読む度に、こんなに笑って、こんなに泣いたのは初めてではないだろうか。ラブストーリーとして素晴らしく感動的で、コメディーとして素晴らしく面白い。その素晴らしい脚本をキャスト、スタッフが心の底から愛していて、きっとその全てを映像に収めることができた」と手応えを語り、「完成作を見たときも涙が止まらないことが想像できる。そして劇場を後にする際、我々は思うだろう。『福田雄一に泣かされたことが少し納得いかない』と」とコメントを寄せている。
長澤さんは、役柄について「瑠衣は、家族を大切にし、人に対しても優しく接することができる絵に描いたような大和撫子(やまとなでしこ)ですが、一方でたくましさも持ち合わせるユーモアのある人です」と語り、「福田監督には『銀魂』でお世話になりましたが、真面目にコメディーがやれたら楽しそうだなと思っていたので、願ったりかなったりでした。山田さんとは、10年前に映画でご一緒させていただいてから共演する機会がほぼなかったので、再共演できることがとてもうれしい気持ちでいっぱいでした。なんだか毎日良い作品ができるのではないかという気配を感じて、キャスト・スタッフ一丸となって撮影できたような気がしています」と振り返っている。
福田監督は「気心知れた山田くんと長澤まさみちゃんは、まさにイメージ通りのキャストでした。ハワイでの撮影は丸々1カ月でしたが、あっという間でした。初めてのラブストーリーに挑戦ですが、あのザッカー兄弟のジェリー(米国の映画監督)が『ゴースト』をやっているように、ギャグコメディーばかりやってきたこのチームでラブストーリーやってるだけで新鮮で楽しくて仕方ないんです。笑えますし、しっかりとラブストーリーとして仕上げました。ちなみに僕、初めて撮影中、モニター観ながら泣きましたし、編集してまた泣きました」と明かしている。
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