中山美穂:船場言葉に苦労 平成版「細雪」で高岡早紀、伊藤歩らと4姉妹に

連続ドラマ「平成細雪」の会見に出席した(左から)中村ゆりさん、伊藤歩さん、高岡早紀さん、中山美穂さん
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連続ドラマ「平成細雪」の会見に出席した(左から)中村ゆりさん、伊藤歩さん、高岡早紀さん、中山美穂さん

 女優の中山美穂さんが25日、東京都内で行われた、谷崎潤一郎の名作「細雪(ささめゆき)」の時代背景を平成に置き換えて制作されるNHKの連続ドラマ「平成細雪」の会見に着物姿で登場した。大阪船場を代表する名家に生まれた4姉妹の姿を描く物語で、4姉妹の長女・鶴子を演じた中山さんは、劇中で、商家で用いられた“船場言葉”について「言葉が本当に難しくて、せりふを覚えてから(イントネーションを)直すと役どころではなくなる瞬間が何度もありました」と苦笑していた。

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 会見には、中山さんのほか、4姉妹の次女役の高岡早紀さん、三女役の伊藤歩さん、四女役の中村ゆりさんも出席。高岡さんも「難しかったね」と中山さんの言葉に共感しながら「船場言葉は初めてなので苦労しました。疲れてくるとラップ調にしたりして、楽しくしながら撮影しました」と語った。中山さんは「(今作では)鶴子は長女というより、姉妹たちの母親的存在で描かれています。下の妹たちに支えられて撮影を乗り切りました。撮影が終わっても、いつまでも4姉妹でいたいと思わせてくれるような現場でした」を笑顔を見せた。

 「平成細雪」は、バブル崩壊後を生きる女性たちの物語で、華やかで美しく、切ないけれど笑えるゴージャスなドラマになるという。脚本は岸田國士戯曲賞などを受賞している劇作家の蓬莱竜太さんが手掛ける。平成4(1992)年春、大阪船場を代表する名家の蒔岡家は会社を人の手に渡し、元禄以来の歴史を閉じる。何不自由なく生きてきた4姉妹は新たな人生をスタートさせ、長女の鶴子(中山さん)はかつての栄華の記憶を胸に誇り高く生きようとする……というストーリー。NHK・BSプレミアムで2018年1月7日から毎週日曜午後10時に放送する。全4回。

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