西郷どん:第2回「立派なお侍」 吉之助が苦しむ農民のため決死の直訴! 斉彬は藩の未来のため…

NHKの大河ドラマ「西郷どん」第2回の一場面 (C)NHK
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NHKの大河ドラマ「西郷どん」第2回の一場面 (C)NHK

 俳優の鈴木亮平さん主演のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の第2回「立派なお侍」が14日に放送される(NHK総合で午後8時ほか)。18歳で年貢を徴収する役人の補佐役となった吉之助(鈴木さん)は、藩の農民の困窮ぶりを目の当たりにし、大きな衝撃を受ける。不正を働き、私腹を肥やす役人たちに怒り心頭の吉之助。自らの立場も顧みず、家老の調所広郷(竜雷太さん)に直訴しに行く……。

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 弘化3(1846)年、薩摩では悪天候続きで凶作となり、農民たちが年貢を払えず苦しんでいた。10代半ばで元服し、名を小吉から改めた吉之助。18歳となり年貢徴収役人の補佐役に就く。ある日、借金の形(かた)に娘を連れて行かれそうになっている農民の平六(鈴木拓さん)と出会い、斉彬(渡辺謙さん)が藩主になってあしき農政の仕組みを変えてくれることを強く願う。

 一方、吉之助とは別の立場で藩の未来に危機感を抱いていた斉彬は、父の斉興(鹿賀丈史さん)と、斉興の側室・由羅(小柳ルミ子さん)の手で、次期藩主への道が閉ざされそうになり、ある計画を実行するため江戸へ戻ろうとする。

 「西郷どん」は、明治維新150年となる2018年放送の大河ドラマ57作目。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(吉之助)の愚直な姿に、カリスマ藩主・島津斉彬が目を留める。斉彬の密命を担い、西郷は江戸へ京都へと奔走する。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒。やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。

 第1回「薩摩のやっせんぼ」は、天保11(1840)年、西郷小吉(渡邉蒼さん)は、大久保正助(石川樹さん)ら町内の仲間たちと切磋琢磨(せっさたくま)する日々を過ごしていた。藩最大の行事「妙円寺詣り」で、小吉たちは一番乗りで寺に到着し、褒美をもらう。そこで小吉は薩摩藩の世継・島津斉彬と運命的な出会いをする。後日、恨みを持った他の町の少年に刀で肩口を切られ、二度と剣を振れなくなる……という展開だった。

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