ディズニー/ピクサーの最新アニメーション映画「リメンバー・ミー」(リー・アンクリッチ、エイドリアン・モリーナ共同監督)が、16日からTOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)ほか全国で公開される。ひょんなことから「死者の国」に迷い込んだ少年が、「生者の国」に戻ろうと奮闘するファンタジーアドベンチャー作だ。歌よし、ビジュアルよし、テーマよしで、すっかり心を持っていかれた。第90回米アカデミー賞長編アニメーション賞、主題歌賞ダブル受賞も納得の会心作だ。
ウナギノボリ
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先祖の魂を迎える、年に1度の祭礼「死者の日」で沸き立つサンタ・セシリアの町。ミュージシャンになることを夢見ながら、家では音楽がご法度の12歳の少年ミゲル(アンソニー・ゴンザレスさん)は、今は亡き憧れのスター、エルネスト・デラクルス(ベンジャミン・ブラッドさん)の霊廟(れいびょう)に忍び込み、エルネストのギターを奏でる。すると、どうしたことか先祖たちの暮らす「死者の国」に迷い込んでしまい……というストーリー。
日本語吹き替え版ではミゲルの声を「歌の天才少年」の異名を持つ石橋陽彩(ひいろ)さんが担当。俳優の藤木直人さんが、死者の国でミゲルが出会うガイコツのヘクターを、女優の松雪泰子さんがミゲルのひいひいおばあちゃんでガイコツのイメルダの声を担当。歌も披露している。
マリーゴールドの花びらでできた橋の先にある、光り輝く「死者の国」が目に飛び込んできた時には、その美しさに目を見張った。ミゲルの鼻の下のほくろや、ミゲルのひいおばあちゃんママ・ココの顔に刻まれたシワの一つ一つがいとおしく、ヘクターやイメルダらガイコツたちですら実に生き生きしている。歌の上質さも相まって、ピクサーの高い技術力と丁寧な仕事ぶりに感服した。
先祖をしのび、記憶に留め置くことの大切さという肝心のテーマもしっかりと胸に刺さる。改めて、家族というより「一族」や「家系」の大切さをかみ締めた。老若男女問わず楽しめるが、感じ入る要素は、子供より大人の方が多いはずだ。(りんたいこ/フリーライター)
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