西郷どん:第16回「斉彬の遺言」 吉之助、最後の望みは? 月照に左内…一橋派に粛清の嵐!   

NHKの大河ドラマ「西郷どん」第16回の一場面 (C)NHK
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NHKの大河ドラマ「西郷どん」第16回の一場面 (C)NHK

 俳優の鈴木亮平さん主演のNHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」の第16回「斉彬の遺言」が29日に放送される(NHK総合で午後8時ほか)。斉彬(渡辺謙さん)の死を京で知った吉之助(鈴木さん)は、悲しみを押し殺し、最後の賭けに出る。しかし、大老・井伊直弼(佐野史郎さん)の手により、その望みは絶たれてしまい、さらに吉之助らには魔の手が迫り……。

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 斉彬が突然、病で世を去る。そのことを京で知った吉之助は、悲しみを押し殺して月照(尾上菊之助さん)とともに、なんとか斉彬の志を引き継ごうとする。近衛家を通じ、朝廷に働きかけ、水戸藩を動かそうとする吉之助。その動きを知った井伊直弼は、一橋慶喜(松田翔太さん)と慶喜の父・斉昭(伊武雅刀さん)を蟄居(ちっきょ)・謹慎処分にしてしまう。

 さらに井伊直弼は、“一橋派”ら幕府に刃向かう者たちを一気に粛清しようと、吉之助や月照、そして橋本左内(風間俊介さん)に追っ手を放つ。世に言う「安政の大獄」の始まりである。

 「西郷どん」は、明治維新150年となる2018年放送の大河ドラマ57作目。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(吉之助)の愚直な姿にカリスマ藩主・島津斉彬が目を留める。斉彬の密命を担い、西郷は江戸へ京都へと奔走する。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒。やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。

 第15回「殿の死」では、次期将軍が一橋慶喜に決まったかと思われた矢先に家定(又吉直樹さん)が倒れ、状況が一変。突然、大老に就任した井伊直弼の手によって覆されてしまう。何一つ成し遂げられなかった吉之助は命がけで斉彬に進言。斉彬もまた吉之助の策に心を決めると、薩摩の兵を率いて上洛(じょうらく)することを計画する……という展開だった。

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